boston acousticsで聴いた今日の一枚
freddie hubbard / on the real side * 2007
DO YOU KNOW FREDDIE HUBBARD?
JAZZをある程度、聴きこんでいる人は‘YES’と答えられるが、最近、ここ10年ほど前から聴き始めた人の中には‘NO’と答える方がいるやもしれません。
というのも、ジャズ・トランペッターとして人気・実力共にNo.1として君臨していたハバードは、1993、4年ごろ、突如、トランペッターの命ともいえる唇を傷めるという不運に見舞われ、それ以降、断続的な活動を余儀なくされ、その復活はほぼ絶望視されていた。
アルバムのリリースも散発的で2001年、‘NEW COLORS’を最後に、半ば引退状態だったという。
このアルバムは昨年末、録音され、今年、70歳になったハバードのアニバーサリーものとして発表された。
日本では、一部のジャズ・ジャーナリスト達から、常にマイルスの陰に追いやられていたが、70歳になっても新作を吹き込めるという事実がハバードの本当の偉大さを証明しています。
唇の障害に加え、フィジカル面でもメンタル面でもボロボロの状態、まさに満身創痍の体で、全盛時には及ばないものの、ひたむきに、flhを吹くハバードに誰もが驚きと、感動を覚えるでしよう。
フレディ・ハバード、70歳。ジャズ・レジェンドの一人。
ハバード・ファンのみならず、多くのジャズ・ファンが元気な姿を待ち望んでいる。
がんばれ! ハバード!