少し前ですが、Daysに寄った時、マスターが取り出した一枚がコレ。
正直、驚いた。まさかここでロイドを聴くなんて思いもよらなかった。とは言うものの、本作はあの空前の人気を博した時代のロイドではないので、コレもありかな、と思まいす。
で、このレコードを持っている人は、自分で言うのもなんですが、かなりRAREでしょう。
1979年、ビバリー・ヒルズにある‘DESTINY RECORDS’にレコーディングしたボーカルも含めストリングスをバックにしたやや甘美な作品。
ストリングスのアレンジはClaire Fischerが務めている。
曲目は、
A面 : AUTUMN IN NEW YORK,AS TIME GOES BY, WAIT TILL YOU SEE HER,NANCY
B面 : NAIMA,STELLA BY STARLIGHT, BUT BEAUTIFUL, PENSATIVA
ロイドに偏った認識を持っている人達にはまったく無縁のレコードだが、あのロイドの魔力に惹きつけられ、ジャズの道に嵌った自分にとって彼の音楽人生を知る上で貴重な作品です。
1960代後半~70年代初めにかけ、ジャズ・ファンのみならず多くの人々を熱狂させたロイド・グループ、もう二度とあんなグループは出てこないだろう。
いい時代に、ジャズを聴き出したものです。
なお、Vol.ONEとクレジットされていますが、自分が知る限りTWOがリリースされた形跡はありません。