実はもう二年ほど前に入手していたSPセレクター、LUXMANのASー55。
当時、ミュージシャンの訃報が相次ぎ、そちらの記事を優先し、保留状態のままでした。ま、ボツにしても構わないのですが、折角なのでUpを。
それまでは下位モデルのセレクター(バネ式)で済ましていましたが、こちらにグレードアップ。
価格の差は4~5倍ほど違いますが、音質のUpはそれ以上、歴然としていますね。密度の濃さに驚きました。もっと早く取り替えておけば、と思うほどです。
SPセレクターと言っても、当方のシステムは複数のSPを切替えるのではなく、二つのラインを切換えで一つSPを鳴らす方式です。
SYSTEM Aはマッキンのパワーから、Bを飛ばしCはカウンター・ポイントのパワーから入り、COMMONよりALTECのSPに繋いでいきます。なお、マッキンは主にステレオを、カウンター・ポイントはモノ再生で分けています。
プーレンとリバースの顔合わせとなれば、大方の想像通り、分かりやすく言えばフリー・ジャズです。
ただ、1975年NY録音(伊・BLACK SAINT)なので、60年代のそれが持つあの熱量はかなり薄まり、落とし所がそれなりに考えられている。それでもTOPの”Break Out”のバイオレンスなパフォーマンスはダレた耳に新鮮に響きます。
久し振りに偶には、こうした演奏もイイね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます