一年近く前に購入したままのプロ・ケーブルのカートリッジ線。単線仕様なので硬く曲げ難いので、カートリッジとシェルのピンの間に余裕がないと端子を折るリスクが高い。シェルをいろいろ物色していましたが、なかなか見つけられなかった。そこで、手持ちの中で、一番合いそうなTRIO(珍しい)のシェルでトライを。思いの外、スムーズに装着でき、ヤレヤレ。
カートリッジはSHURE V15/TypeV。これまでリード線は6N~8Nを始め、色んなタイプを使用してきましたが、直ぐ変化をはっきりと感じたのは初めてですね。一音一音の密度が濃くなると共にVividになり、今までのTypeVのイメージと異なりますが、自分にはいい方向に進みました。
インスツルメントはOKだったけれど、ボーカルはどうか?
ハートマンのベルベット・トーンがやや上擦って聴こえる。もっと渋みがあったような記憶があり、もう少し時間を掛ければ落ち着くでしょう。シーツ・オブ・サウンドに邁進した頃、歌わないテナーと揶揄されたコルトレーンがハートマン以上に歌っている。センター・ラベルは光沢無しのオレンジなので初版盤ではないことに気が付きました(ガクッ)。
いずれにしてもこのリード線、想像以上に効果がありました。デザインがちょっとユニークなTRIOのシェルはマグネシウム合金で、作りもしっかりしている。相性がいいのかもしれない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます