・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

ND

2011年09月06日 | つぶやきの壺焼

放射線量測定にNDという言葉が使われる。not ditective 検知不能、検出不能である。

そういう領域を設けて、そこの値はわからないことにしておくと、誰が、どう都合がよくなるのか。

これは、測定不能を検知不能と言葉だけ置き換えてしまっているのではないか。

計測装置を使って測るのだから、検知できないというのはおかしい。
何とかして検知しなければならないものを、ただ一種類の測定装置で計測範囲外だから検知できませんでは、いかにもお座なりではないか。
計測範囲に入らなければ、測定できる別の計測装置を用いて値をつきとめるのが科学者の役割だろう。

言語表現技術の用語に「黙説」というのがある。
言わず語らずでなく、言わずに語る。言葉にせずに何かを語る方法である。

NDは、もう説明しようもないからわかってほしいという、黙説からはやや筋違いになるが、似たような効果を狙った記号ではないか、不信の種がここにもあった。

コメント
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