・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

稀覯本

2011年09月13日 | つぶやきの壺焼

珍しい本に出会った。稀覯本と大げさに呼べるほどでもないが。
ペーパーナイフで切り離さないと読めないようになっている月刊誌である。
怪しい雑誌ではない。もう何十年も続けて読んでいるが、こういう綴じ方は今度が初めてだった。
表紙のすぐ後の、1~4ページ、5~8ページが袋になっている。

中味が、身に覚えのない拘置所暮らしのおかげで読む時間ができたという「ローマ人の物語」の話、あの村木さんの記事であることは、1ページの目次でわかった。
この袋ページは、はじめに開かずに最後まで残しておいた。

本は読む前、ご馳走は食べる前、およそものごとの楽しさは「前」にある。
しかし、前でもあまりくどいのはよくない。
何日も前から、2夜連続のドラマの予告を見せられていたのに、いざ本番では、下手な構成のおかげで連続退屈ドラマにつき合わされた例もある。

この袋も2か所でよかった。これが前半全部だったら、切らずに煙になる部分があったかもしれない。

コメント
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