近頃のクルマは、歯をむき出したような顔つきのものが多い。
あの面つきは、運転中のイライラを募らせるのではないかという気がする。
外面だけでなく、中の装置も、運転以外のことをさせて運転者の平常心を乱すようなものが増えてきている。
電話はその代表格で、手を使わなくても通話できるような道具立てもできるようになった。
さて、運転中の電話は、手を使わなければ安全だといえるだろうか。
ラジオや音声プレーヤーならよいが、電話には、返事に気をとられることがある。
電話の中身が、運転者自身に無関係のことがらはありえず、ことが身近になってくれば、それに気をとられるに違いない。アタマにくる機会にも、いつかめぐり合う。
私は楽しい電話しかしませんからと言ってみたところで、相手があっての電話ではそうはいかない。
電話の相手は、横顔も見えないだけに、隣に座るうるさい同乗者よりも、もっと始末が悪い。
運転中の電話は止めましょう。