外国人を迎える観光産業には、文化防衛のための掟のひとつとして、一昨日「むやみに安いいい加減な土産物を売らない」という提言をしました。
観光産業の成果は、来訪者の人数よりも、よく言われる「経済効果」で判定したほうが、はるかに実質的です。
安ものの陳列を制限し、売上効率を上げられるような街をつくることが望まれます。
観光土産街のハイ・ウエイです。
そこでは、すぐ壊れるような、実際には日本で作ってないものは、販売が自主規制されます。
ノン・センスな、だらしのないデザインのものは売られません。
持ち帰っていつまでもだいじに飾っておける、お土産を待っていた人が受け取って感激するような、良いものだけが売られます。
それなりにおカネを持った、きちんとした人しかそこを訪れません。
そういう人は、ハイ・ウエイの評判をネットで知って、人より先の話のタネを買いに、競って訪れるでしょう。
土産物の質は、その地の文化のバロメーターです。