・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

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システムのストップ機能は ユーザーの低能力を招く~そんなばかな:8

2015年01月18日 | つぶやきの壺焼

普通の人間が作るシステムには、ストップ機能が付いています。
止まることが売りもののシステムもあります。
それが生まれたのは、いま以上の走り方に売りどころが見つからなくなって、ならば止めることにしてみてはとの思いつきからではないかと思います。

止まることは安全側という、単純な、しかしどこか怪しい原理も手伝って、しばらくは好評が続くことでしょう。
怪しいと言ったのは、安全性が高まると考えたそのことが、運転者の意識を覆う油断の薄皮を、次第に厚くしていく懸念があるからです。
障害物があれば自動で止まる、それなら居眠っていても大丈夫、手にとるものを確かめながら何か食べても大丈夫、CDの束から好きな曲を探しながらでも大丈夫と、まさかの仕草を普通のことにしてしまう日が、いつか必ず訪れます。

システムに組み入れられるストップ機能も、それを使う自分がそのシステムに組み入れられ埋没してしまうと、それが見えなくなります。
戦での失敗はほとんどがそれでしょう。
味方の多勢に油断、敵の動きに目が向かない、戦場の孤立が最大の危険であることを忘れる、ないものをあると見る、そこにはもういない相手に狙いをつけたつもりになる、みな外から見つめる感覚の鈍化が敗戦を招いてきました。

多分いまどこかで研究が続けられているであろう、考えてくれるロボットなどは、人間の低能力化の最強の味方になることはほぼ間違いないでしょう。

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