・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

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言葉の由来 珍混寛:1~間抜けはどこから

2015年01月27日 | つぶやきの壺焼

間抜けという、あまり上品でない言葉があります。
間抜けと呼ばれると、バカと言われるよりも腹が立つかもしれません。
バカにはそのまま言い返しがききますが、間抜けをそのまま返したのでは、それがまた間抜けに聞こえます。

間抜けは、間が抜けている、所作に抜かりがあるさまなのですが、これを真受けの変化形と見ると、「ま」がまた広がっていって、なかなか面白そうです。

いたずらを真に受けるにも、そのふりをするにも、面白さを損なわないためには技巧が要ります。
漫才の面白さはその技巧次第で、題材の品位や密度にはほぼ無関係です。

大仕掛けないたずらになると、真の受け方にも骨が折れます。
間抜けぶりを演じながら、巧く交わさなければ、受けたほうが真の間抜けになってしまいます。
大昔の大ボラを信じてしまい、それが間抜けの源泉になっていると、世の中から間抜けを一掃することはできません。
根強い間抜けには、グローバリズムも歯が立たないでしょう。

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