国会でまったく無意味な質問風のことばを次々に繰り出して、国費を無駄にしている人が、なぜそうするのか考えてみました。
あの人たちは、自らの世界観に自信が持てないからなのです。
世界観のようなものを、いったんは飲み込んでみたものの、腑に落ちない何かがつかえています。
妙薬を探してもなかなか見つかりません。
薬がだめなら、頼れそうなのは宗教、唱えるのはお経ですから、口から出るたびにもちろん同じなのです。
経文は質問風のことばになって、できるだけ大勢の人に聞こえるように発せられます。
しかし、そんなことで腑に落ちる世界観が見つかるわけはありません。
国会でものを言う人は、自分自身のため、とにかく議席にかじりついていなければという潜在意識を洗い流さない限り、胸につかえた何かが消え去ることはないでしょう。