「人づくり革命」という物騒な名前の付いた政策が発表されました。
この短い看板文字は、二つの物騒な熟語で組みたてられてています。
まず「人づくり」、人は人体彫刻のように作られるものではありません。
人は自らの力で育つもの、教育はその手助けです。
革命は、これまでの制度しきたりを一挙に覆すことです。
伝統を尊重しながら、より良い方向に改めていく、望ましい方法とは遠く離れています。
なぜこのような言葉を政策に掲げるのか、看板を掛け替えて下手な化け方をした人たちにも受け入れられそうとでも考えたのでしょうか。
もしそうだとしたら、冗談もほどほどにと言わなければなりません。