・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

おすすめしません:3 同じことで繰り返し溜飲を下げようとする試み

2017年12月16日 | つぶやきの壺焼

やや時季はずれになりましたが、ラムネは音を飲む飲料です。
小学校3年生のとき、叔父に連れられて行った大倉山駅下の茶店で、おばさんが「ポン!」と栓を抜いてくれた音が、まだ耳の記憶に残っています。
こどもにはきつい炭酸飲料が美味いはずもなく、変な飲みものだったので、味の記憶のほうはあまり好いものではありません。

聞いたときに胸のつかえが下りるような、ラムネの栓抜き音は、一度聞いてしまえば終わりです。

気持ちのやり場がなくなったとき、人は溜飲の下がるような排外言を見つけたり作り上げたりして、それをところかまわずぶち撒けたがります。
栓抜き作用の邪魔ものになるのが思慮分別で、当然そっちのけになります。

ラムネの栓抜きは、公の場ですることではないのに、それを議会で始める人がいます。
栓抜きは1本1回限りですから、とりあえず知らん顔をして抜かせればそれで終わりです。
ところが、やがて1回限りではおさまらないようになり、同じものを何本も持ち込む人が出てきます。
その人たちは、栓抜きの繰り返しだけで割り当てられた時間を過ごすことになります。

ラムネの栓抜き競争も、赤い絨毯の敷かれたところで行われれば、1日何億円かの高いラムネ代になります。
それを払わされるのは、国民と呼ばれるわたしたちなのです。

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コメント
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