「時をかける少女」という小説がありました。
時をどうとかする人がいるなら、時を喰う虫のような生きものがいるのではないでしょうか。
ベストコーチ先生の言によればタイム・イーターとは、やりたいことを決められない人、ものごとの優先順位を決められない人、イェスとノーがハッキリ決められない人で、虫ではなく人間でした。
やりたいことを決められない、というよりそれを持ち合わせず考えもしない人がいます。
考えられないのではなく、考えが深すぎるのかもしれません。
ものごとの優先順位を決められないというより、みなが狙っていそうな的を探してそれに向かっていれば安心なので、その選択を最優先とする人がいます。
一方、なんでもとにかくノーから始める人がいます。
タイム・イーターの変種のようですが、人間より虫に近く、時の喰い方にかけては超一流です。
ノー、ノーを続けていれば、無限に時間を食いつぶせます。
ゲームの世界にもタイム・イーターがあって、闇属性・機械族の上級モンスターとされていますが、それがどういうものか、俗世界の者には理解できません。
永田町にもタイム・イーターが虫のように集まっていて、存在することは確かなのですが、深く立ち入ることを許されてないわたしたちには、「時を喰い続けている」という現象の表層しか知らされません。
困ったものです。