野球の敬遠のとき、わざわざ4球投げなくても、バッテリーの宣言で判定すれば早く進むという、時短症候群患者の説があります。
これは、時の魔神への、人間の敗北宣言です。
事実がまだ現れていない、未来の時間にあることを、都合よく運びたいとはだれでも思うことです。
ただ、望む人がどれだけいても、そうでないことをやってしまう人が出てこないとは限りません。
敬遠のつもりにヒットを打たれたり、敬遠のつもりが暴投になったりしたことが、事実あります。
敬遠は敬虔の念をもってなすべし、これは時の神のお告げです。
ていねいさを欠く敬遠には、あまりよくない結果のあらわれることがあります。