まだまだ・・・

文字に記されたものは書いた人の意思を超えて一人歩きする。法律などは典型だ。頭の良い人ほど様々な解釈ができてしまうのは「ＩＱサプリ」を視ていても明らか（例が適当でないか・・・）。
こういう時の解釈の大切な拠り所は、その法律制定の目的にあるに違いない。目的があるからこそ、決して「ＩＱサプリ」のようにその文章そのものだけを弄り回すことにはならない節度が出てくるのだろう。

プロ野球の協約をめぐる論議については、協約の目的すら解釈の範疇に無理やり入れ込んでしまう明確な意思を感じて、オヤジとしては興ざめしてしまう。所謂、先に意図的な結論ありきである。帰納法と言えばそれまでだが、何のために皆で約束した協約なのかがすっ飛んで、個別の条項が弄り回されている。

「Ｒ天のＴ放送買収攻勢はケシカラン」が発端であることは見え見えだ。親会社の都合であたかも球界の問題のように転嫁されているが、それとこれとは別。子会社の扱いは親会社の問題が決着してキチンと協約に従って処理すればよろしい。
根本が決着していないのに、なんだかんだ騒ぐところに、胡散臭さを感じる。球界の刷新はまだまだ・・・