<東国原知事「あのとき自民が変わっていれば…」>
朝日新聞 http://www2.asahi.com/ 2009年8月31日21時30分
宮崎県の東国原英夫知事は31日、総選挙で圧勝した民主党について「チャレンジャーなので失敗を恐れずにやっていただきたい。地方分権を進め、お百度参りみたいな陳情をなくしてほしい」と述べた。県庁で記者団に語った。
ただし、「民主党は野党経験しかなく、政策実現に一抹の不安はある」と指摘。国会と、自民が多数を占める県議会との関係については「民主党の理念を受けた政策が国から下りて来る場合、多少、県議会が混乱するかもしれない」との懸念を示した。
総選挙前には、自民党に対し、自身を党総裁候補とすることなどを条件に総選挙に出馬することを提案。自民党寄りの姿勢を鮮明にしたが、同党が受け入れず、ご破算になった。この騒動が自民大敗の一因になったとの見方には「あの時、自民党が変わって(提案を受け入れて)いれば、大敗はなかったかもしれない」と反論した。
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歴史に「たられば」は禁句ですが、東国原知事への出馬要請で出された条件を受け入れていたら、あるいは昨年秋に当初の目論見どおり麻生さんが早々に解散に踏み切っていれば、その他いくつかのポイントがあったと思いますが、今回とはまた違う国民の判断が示されたかもしれません。
とはいえ、負け方の程度の問題くらいの違いしか無かったろうと感じていますが。
「野党経験しかないから不安」、これはここ10年ほど伝家の宝刀のように幅を効かせ、それによる消極的支持で自民党の政権がダラダラと続いてきました。
しかし、与党経験は文字通り与党にならなければ得られないもので、このリスクは国民が負う覚悟をしなければならないものです。
ついにそのリスクを国民に覚悟させたのも、皮肉にも「与党経験しかない」自民党でした。そこに結果的には胡坐をかいてしまった自民党は、変われもしない、ぶっ壊されもせずに党内理論に凝り固まった挙句、国民から一回頭を冷やせと強烈なお仕置きを受けました。
これが本当にお仕置きとして自民党の中で受け止められるか、早くも次の総裁選びのタイミングで議論があるようですが、党内理論から離れられないと、リスタート地点がますます沈んでしまいかねないと思います。
日本のためにも自民党が立ち直って欲しいものです。
朝日新聞 http://www2.asahi.com/ 2009年8月31日21時30分
宮崎県の東国原英夫知事は31日、総選挙で圧勝した民主党について「チャレンジャーなので失敗を恐れずにやっていただきたい。地方分権を進め、お百度参りみたいな陳情をなくしてほしい」と述べた。県庁で記者団に語った。
ただし、「民主党は野党経験しかなく、政策実現に一抹の不安はある」と指摘。国会と、自民が多数を占める県議会との関係については「民主党の理念を受けた政策が国から下りて来る場合、多少、県議会が混乱するかもしれない」との懸念を示した。
総選挙前には、自民党に対し、自身を党総裁候補とすることなどを条件に総選挙に出馬することを提案。自民党寄りの姿勢を鮮明にしたが、同党が受け入れず、ご破算になった。この騒動が自民大敗の一因になったとの見方には「あの時、自民党が変わって(提案を受け入れて)いれば、大敗はなかったかもしれない」と反論した。
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歴史に「たられば」は禁句ですが、東国原知事への出馬要請で出された条件を受け入れていたら、あるいは昨年秋に当初の目論見どおり麻生さんが早々に解散に踏み切っていれば、その他いくつかのポイントがあったと思いますが、今回とはまた違う国民の判断が示されたかもしれません。
とはいえ、負け方の程度の問題くらいの違いしか無かったろうと感じていますが。
「野党経験しかないから不安」、これはここ10年ほど伝家の宝刀のように幅を効かせ、それによる消極的支持で自民党の政権がダラダラと続いてきました。
しかし、与党経験は文字通り与党にならなければ得られないもので、このリスクは国民が負う覚悟をしなければならないものです。
ついにそのリスクを国民に覚悟させたのも、皮肉にも「与党経験しかない」自民党でした。そこに結果的には胡坐をかいてしまった自民党は、変われもしない、ぶっ壊されもせずに党内理論に凝り固まった挙句、国民から一回頭を冷やせと強烈なお仕置きを受けました。
これが本当にお仕置きとして自民党の中で受け止められるか、早くも次の総裁選びのタイミングで議論があるようですが、党内理論から離れられないと、リスタート地点がますます沈んでしまいかねないと思います。
日本のためにも自民党が立ち直って欲しいものです。