小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

熊野古道、世界遺産の旅 その5

2011-08-11 23:12:09 | 旅行
熊野古道、世界遺産の旅 その5


ペンタックスK5、ペンタックス43mm limited
 
那智の滝へは、バス停から階段を130段おります。木陰から那智の滝が見えてきました。


ペンタックスK20D、ペンタックス15mm limited

五木寛之の手記などから、ものすごい幽玄の世界と思いきや、人がいっぱいで、幽玄どころではありません。わっせわっせと階段を下りて、またわっせわっせとバスに戻ります。いそがしいこと。


ペンタックスK5、ペンタックス43mm limited


ペンタックスK5、ペンタックス43mm limited

マクロで水のパターンを収集、この使い道はまだ考え付いていません。


ペンタックスK5、ペンタックス43mm limited


ペンタックスK20D、ペンタックス15mm limited

さらに、熊野那智大社に、またわっせわっせと473段の石段を上ります。

<神武天皇が熊野灘から那智の海岸“にしきうら”に御上陸されたとき、那智の山に光が輝くのをみて、この大瀧をさぐり当てられ、神としておまつりになり、その御守護のもとは、八咫烏(ヤタカラス)の導きによって無事大和へお入りになった>とネットで説明がかいてありました。神武天皇は宮崎県あたりで紀元前711年に生まれた、日本初代天皇とされている。神武天皇は盛んに東に向かって勢力を拡大し、なぜか、紀伊半島で長い壮絶な戦いをする。天照大神(卑弥呼のことだという説がある)に霊剣をもらったり、八咫烏をつかわされたり色々助けられながら、紀伊半島を制圧して、橿原を都とし、橿原宮で天皇に即位する、だから橿原宮は地位が高いのだ。天照大神は皇室の祖神であり、それを祭ったのが伊勢神宮だから、伊勢神宮が特別であるわけだ。八咫烏については後でまた書きましょう。
熊野那智大社は熊野三山の一つ。熊野本宮大社(この後たずねる)と熊野速玉大社(この前にたずねた)の3つの神社が世界遺産に登録されています。熊野三山は神社というが、仏教的要素が大きいようです。平安時代の末期には、阿弥陀信仰が強まり、浄土教がさかんになり、なぜか熊野が浄土とみなされるようになりました。歴代の上皇(皇位を後継者に譲った天皇)が熊野参詣を行い、奈良の東大寺を作った後白河院(1127年生まれ、77代天皇)は34回も熊野詣をおこなったといわれています。熊野古道全盛時代です。


ペンタックスK20D、ペンタックス15mm limited
天然記念物の枝垂れ桜(法皇桜)

熊野那智大社で、正式参拝をしました(瀞峡下りがキャンセルになったかわりです)。第6殿まであって、宮司さんがいろいろ説明してくれました。みんな忘れてしまいました。やたら熊野那智大社を自慢していたという記憶しかありません。


ペンタックスK5、ペンタックス100mm macro


ペンタックスK5、ペンタックス100mm macro


ペンタックスK5、ペンタックス43mm limited

これも使えそうな曲線パターンだ。43mm limitedもやりますね。


ペンタックスK20D、ペンタックス15mm limited

明治の神仏分離令は廃仏毀釈を誘導して、お寺がひどい目にあったところが多かったけれど、ここではお寺が分離され、熊野那智大社のすぐ隣に、那智山青岸渡寺として立派に存続しています。西国三十三所第一番札所です。おもしろいもので、神社で祈る時は、ファルマフロンティアの関係者の全員が幸せになりますよう、なにとぞよろしくお願いしますとか祈るのですが、お寺で祈る時は、これまで、楽しく暮らせました、まことにありがとうございました。これから残された年を静かに、有意義に暮らせますようにとお祈りするのでした。


ペンタックスK20D、ペンタックス15mm limited

神社と違って、こちらは何やらとても古い木材の建物です。


ペンタックスK5、ペンタックス43mm limited


ペンタックスK5、ペンタックス43mm limited

青岸渡寺の境内から見る那智の滝は、すこしばかり幽玄な雰囲気を漂わせていました。秘境の中の大滝に最初に出会った人はそれはびっくりしたでしょう。


ペンタックスK20D、ペンタックス15mm limited

那智からまた海に出て、那智勝浦町まですぐ、今日は、勝浦のホテル浦島にお泊りです。舟で渡る島に4つのホテルがあり、全島でホテル浦島が形成されているのです。全島を買い切り、これだけのドデカイ施設を先行投資した人は大変勇気のある人だったのでしょう。失敗したら、とんでもないことになっていたはずです。経営者の端くれ(そこまでも行きませんが)として、その勇気に感服するとともに、その後の苦労もひしひしと感じるのです。


ペンタックスK20D、ペンタックス15mm limited


ペンタックスK20D、ペンタックス15mm limited

ここのお風呂を皆巡ると2時間以上かかるそうです。我々は、一番有名な、海の波がよせる洞窟のお風呂、忘帰洞と近くのもう一つのお風呂だけで満足。夜はバイキング。マグロの解体ショウまであります。料理の味はというと、なにも記憶に残らない程度。おはらい町のカキフライ、焼きウニ、赤福氷の味だけがよみがえります。

コメント
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