小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

自然教育園日記 その8

2015-01-16 19:01:26 | 日記
自然教育園日記 その8

2015-1-14
自然教育園にはメジロが集まっている場所が、何か所かあります。その場所は移動しますが、いまのところ4か所くらい一定の状態が保たれています。鳥撮りは止めたと言っておきながら、まだ撮っているじゃないかというご指摘は、そのとおりです。半分習慣で、半分まだあきらめず、何とか標本写真でなくて、当方のこれまでのスタンスを変えずにその中に、鳥撮りの居場所をなんとか見つけられないかと、とっても考え込みながら、撮っているのです。今日の鳥撮影は全てOlympus OM-D E-M1 + Olympus 75-300mmII。







2つ考えています。一つは、もっと鳥の表情を大切にしよう。標本写真でなくて、鳥のポートレートのつもりで撮ろう。虫をくわえているところとか、標本写真として面白い写真をとるのでなくて、鳥の人格でなくて、<鳥格>を尊重しながら、魅力的表情を撮るというスタンスです。 それには同じ種類の鳥を何度も撮ることになります。メジロはそういった試みの対象として気に入っています。 とにかく、ファインダーを覗いて、何かをあれこれ考えて撮りたいということです。

今日はやたらモズに会います。モズの表情はとても魅力的で、アングルによりとても変化があります。この目的には向いているかもしれません。











ヒヨドリはあまりにポピュラーなので、倶楽部の人は話題にもしませんが、表情的にはとても面白い鳥です。
  鳥の飛んでいる姿は、美しい。美しいものを撮ることは当方のスタンスに合致します。この飛ぶ姿をいっぱい撮って見たいという欲望はあります。自然の美しさをストレートに表現するというスタンスには、これはぴったりなのですが、なかなか難しいですね。なんとかうまい方法があるといいのですが。

しかし、Olympus OM-D E-M1 + Olympus 75-300mm IIはまったくピシとピントが合いませんね、どうしましょう。



もう一つの方向は風景として鳥を撮ることです。これもなかなか難しいですね。なんとかこの方向を追ってみましょう。美しい自然の色とパターンだけを追う、混じり気なしに追う。この2つの方向を追いかけても、展示会で受けるとは思いませんが。

さて、ユキワリイチゲの撮影をはじめます。この花は小さくて、進入禁止ロープからかなり離れているために、まずは望遠マクロ、Sony alpha7R + ニコン200mm microから撮影を開始しました。当方が撮影中断して、休憩していると、おばさんが、私も撮らせてくださいといって、ロープをまたいで侵入禁止区に侵入、バカチョンで花を撮影。なるほど女性は大胆である。当方がなんの為に、このロープを尊重して、撮影しにくい対象をどうやって撮るか苦心しさんたんしていたことが、このおばさんは一挙に解決してしまいました。でも侵入区域に入ることを全員が行ったら、その足でいろいろな芽を踏みつぶしてしまって、自然教育園は成立しないでしょう。白金自然写真倶楽部の会員としてそれはできません。





花の開き具合、光のかげん、咲いている花の位置、いろいろ条件がそろわないといい写真が撮れません。ニコン系レンズはボケがきれいで悪くないのですが、このニコン200mm microはいつも書いているように、MFのヘリコイドが雑なので、ピントをシビヤーに合わせることができません。カメラを花に近づけるということは液晶画面が遠くなるということであり、花と対等な位置から撮影すると言うことは極端なローアングルになるということで、このやりにくい状況で雑なヘリコイドでピントをあわせても、手を放した瞬間に、カメラにかかっているストレスがはじけて、もうピントがずれてしまうのです。全紙に延ばせるようなピントではありません。また今度はZeiss Planar 100mm macro か、Zeiss Sonnar 135mmでトライしてみましょう。毎日、自然教育園を訪れることが出来るわけではありません。重たい機材を背負っていっても、うまいタイミングに会えるかわからないのです。花が完全に枯れるまで、トライし続けるしかないのです。今年一年またこのように花と付き合おうと思っています。
このような撮影の為に、外部接続晶モニターを買うか、タブレットによるWi-Fi接続をするか検討中なのです。 ライティングはLEDランプの光が十分届かなくて、これもなんとかしなくては。自然の中で、スタジオ撮影のようなことをしようという魂胆です。

コメント
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