小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

サクラ 2018 今年は東北の桜から その1

2018-05-04 18:28:09 | 日記
サクラ 2018 今年は東北の桜から その1

2018-4-25, 26



東北の3大桜景勝地をめぐるツアーに行ってきました。今年は東北でも桜の開花が早くて、行った日、4月25日の北上展勝地は前日の強風でほとんどの花が見事に散ってしまい、角館はソメイヨシノとベニシダレがまずまずでしたが雨でさんざん。26日の弘前はやっと晴れて、満開ピークがちょっと過ぎたかなという感じでした。添乗員さんが、桜は京都の醍醐寺と弘前城がベストといっていましたが、素直に考えれば、ほぼ賛成です。
福島まで新幹線、そこからバスで北上と角館を訪れてから、田沢湖に泊まって次の日はバスで弘前を訪れ、その後バスでひたすら仙台まで行って新幹線で帰るというコースです。新幹線を使っていながら、なぜかバスは毎日500km以上走ります。色々な都合で出来上がったコースなのでしょうが、ツアーというのは不思議なルートをとるもので、意図してか、たまたまか山形以外の東北4県にまたがって広大な地域にお世話になる旅でした

機材は
1, Sony α7RIII + Zeiss Batis 18mm F2.8 又は フォクトレンダーSuper Wide-Heliar 15mm F4.5 Asphrical III
2, Sony α7II + フォクトレンダーHeliar 40mm F2.8


Sony α7RIII + Zeiss Batis 18mm F2.8 とSony α7II + フォクトレンダーHeliar 40mm F2.8 (この写真は沈胴状態)

最新AF Zeiss とMFオールド・レンジファインダーtype フォクトレンダーでスタート、途中から広角レンズをMFオールド・レンジファインダーtype フォクトレンダーに交換して、 オールドファッション一色にしました。


Sony α7RIII +フォクトレンダーSuper Wide-Heliar 15mm F4.5 Asphrical IIIとSony α7RII + フォクトレンダーHeliar 40mm F2.8 (この写真は沈胴を引き出した状態), レンジファインダータイプレンズを付けた。

完全マニュアル、オールドファッションに統一。




レンズはライカMマウントなので、フォクトレンダーVM-E Close Focus Adaptor (ヘリコイド有り)を介してSony α7RIIにフォクトレンダー Heliar 40mm F2.8を付ける。このレンズはフォーカス用ヘリコイドが付いていないのでこのヘリコイド付アダプターが必須です。



レンズはライカMマウントなので、フォクトレンダーVM Adaptor II (ヘリコイドなし)を介してSonyα7RIIIにフォクトレンダー15mm F4.5 Super Wide-Heliar Asphrical IIIを付ける。

1、は最新のAF Zeiss Batisの広角レンズと古いMFレンジファインダーレンズをベースとした改良型フォクトレンダー15mmを比較しました。
2、はとってもマニアックな沈胴タイプフォクトレンダー 40mm F2.8を使ってみました。

北上と角館は雨で撮影もままならず。弘前は晴れてこの旅行はほとんど弘前の為にあったようなものでした。しかし、ツアーというのは自由がきかず、北上と角館は1時間、弘前は2.5時間しかありません。いろいろ考えながら撮影するといいうわけにはいかず、MFの焦点合わせもそこそこなスナップ撮影になってしまいました。

4-25(水曜) 北上展勝地 2kmにわたる約1万本の桜のトンネルのはずでしたが、ごらんのようにほとんど花は散って、寂しいトンネルでした。一生懸命満開の桜を想像しながら歩きます。


Sony alpha7RIII + Zeiss Batis 18mm F2.8


Sony alpha7RIII + Zeiss Batis 18mm F2.8


Sony alpha7RIII + Zeiss Batis 18mm F2.8

わずかに残るベニシダレの花に中国人らしきカメラ撮影ツアーメンバーが集まっていました。ニコン大三元レンズAF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED (ニコン大三元レンズとはF2.8通し、20万円以上の高級ズームレンズ3本をいいます) を振り回している人や迷彩服でカメラをかまえるかっこいいお姉さんもいて、相当なマニアかつ裕福な集団のようでした。 当方は水仙を入れてZeissレンズで対抗する。


Sony alpha7RIII + Zeiss Batis 18mm F2.8

桜の木は立派な古木で構成されており、広々とした、のんびりとした陸奥の地の桜の隊列は独特の雰囲気があります。桜並木の向こう側には悠々と北上川がながれ、東京では味わえない趣があります。


Sony alpha7RII + フォクトレンダー Heliar 40mm F2.8


Sony alpha7RII + フォクトレンダー Heliar 40mm F2.8

角館
武家屋敷通りにはベニシダレ、近くの桧木内川堤にはソメイヨシノが咲いています。秋田県ですから、ここのお酒は信頼しています。途中で立ち寄った試飲している酒屋で、特別に50本詰めた純米吟醸であと2本しか残っていないというお酒を買い込みました。
秋田県醸造試験場で開発した雪国酵母UT-1を使った純米吟醸生酒、<刈穂> 秋田県大仙市、秋田清酒株式会社とあります。URLはhttp;/www.igeta.jp/ 期待にたがわぬお酒でしたよ。 1800mlで5000~6000円でちょっと高いからうまいのはあたりまえか。ここで買ったのは720mlで2000円。


Sony alpha7RIII + Zeiss Batis 18mm F2.8


Sony alpha7RII + フォクトレンダー Heliar 40mm F2.8


Sony alpha7RIII + Zeiss Batis 18mm F2.8


Sony alpha7RIII + Zeiss Batis 18mm F2.8


Sony alpha7RIII + Zeiss Batis 18mm F2.8


Sony alpha7RIII + Zeiss Batis 18mm F2.8  桧木内川堤の桜トンネル

桧木内川堤の桜トンネルにも行ってみました。雨でいかんともしがたく、華やいだ雰囲気とは程遠い。しかし、フォクトレンダー Heliar 40mm F2.8は面白いですよ。先日も書いたようにCOSINA フォクトレンダーVM-E Close Focus Adapterで焦点合わせをするのですが、ヘリコイドを回すとボケと焦点が合うところが近距離から遠距離までずずっと移動してゆき、その落差が大きく特有の立体感を生み出し、なんとも楽しい。


Sony alpha7RII + フォクトレンダー Heliar 40mm F2.8

手前のボケから焦点の合ったところ、その後ろのボケの極端な段差がずずっと移動し行くのです。


Sony alpha7RII + フォクトレンダー Heliar 40mm F2.8


Sony alpha7RII + フォクトレンダー Heliar 40mm F2.8

宿に向かう途中で桜並木に出会うと、客さんはこっちの方がいいと歓声をあげます。北上や角館での欲求不満が蓄積しているようです。


Sony alpha7RII + フォクトレンダー Heliar 40mm F2.8

田沢湖の周辺は2mくらいの雪の壁で、予想もしない雪景色の中を結構長い間走ります。雨に続いて雪とは桜を見に来たという雰囲気ではありません。


Sony alpha7RIII + Zeiss Batis 18mm F2.8

泊まったホテルはプラザホテル山麓荘。B級ホテルでしたが、食事と温泉はまずまずです。とにかくお米がおいしい。A級とB級は宿全体のディテール、気配りに差があります。どうして、廊下のカーペットの擦り切れや、エレベーターの塗装の傷を直さないのでしょうか? 廊下の絵の額が仮額のようは安額であったり。食事と温泉はいいのだから、つまらない所で手を抜かないで、たいしたコストでもないのですから、細かいところに気を遣えばいいのに。余計なことですが。

今日は、寒々しい桜ですみません。明日は晴れで、桜らしくなります。
コメント
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