自然教育園日記 その117 超広角接近撮影対決 Zeiss Distagon 18mm F3.5 VS. フォクトレンダー Ultra Wide-Heliar 12mm F5.6 II aspherical
2018-5-9
実は、フォクトレンダー Ultra Wide-Heliar 12mm F5.6 II asphericalの画質がいまいちなので、III型に買い代えるか、Laowa 12mm Zero-D F2.8にするかとっても迷っています。
III型のフォクトレンダー Super Wide-Heliar 15mm F4.5 III asphericalでも画質に不安があるので、12mmをIII型にしても十分な画質は得られない気がする。それにF5.6もつらい。よってLaowaにしたいのですが、デストレーション0をうたっていること自体が気になります。超広角レンズはデストレーションがはげしいので、それを嫌う人が多いですが、当方にはデストレーションがあった方が、デホルメの迫力があって好きなのです。やりすぎると嫌味ですが。フォクトレンダーが8万円ちょっとで買えるのに、Laowaは中国製で13万円ちょっとする点も、まあ試してみるかという気軽さではありません。
超広角接近撮影対決 Zeiss Distagon 18mm F3.5 VS. フォクトレンダー Ultra Wide-Heliar 12mm F5.6 II asphericalをやってみました。Zeiss Distagon 18mmはニコンマウントなのでKiponのヘリコイド付レンズアダプターを、フォクトレンダーはライカマウントなのでフォクトレンダーのヘリコイド付レンズアダプターを使っています。気が付いたのですが、Kiponのヘリコイド付レンズアダプターの方がはるかに寄れる。レンズは完全に対象に接します。しかしそこまで寄ると照明なしでは影になって撮影不能になってしまいます。Zeiss Distagon 18mmをフォクトレンダー Ultra Wide-Heliar 12mmに合わせた距離で、影にならないぎりぎりの接近で比較しました。
Sony α7RIII + Zeiss Distagon 18mm F3.5 ノイバラ
Sony α7RII + フォクトレンダーUltra Wide-Heliar II F5.6 aspherical
真ん中の花に焦点を合わせると、周囲の花の流れ方が12mmの方が激しい。このデストレーションを好むか否かです。
Sony α7RIII + Zeiss Distagon 18mm F3.5
これはフォクトレンダーの比較がありません。フォクトレンダーは寄りきれないので、こういった小さな虫を撮るのは難しい。
Sony α7RIII + Zeiss Distagon 18mm F3.5 ナルコユリ
これも、フォクトレンダーは近寄れなくて撮影断念。
Sony α7RIII + Zeiss Distagon 18mm F3.5
Sony α7RII + フォクトレンダーUltra Wide-Heliar II F5.6 aspherical
両者は明らかに写角が違う。色も違う。
Sony α7RIII + Zeiss Distagon 18mm F3.5
Sony α7RII + フォクトレンダーUltra Wide-Heliar II F5.6 aspherical
これも写角の違いが歴然。12mmの写角は新鮮な印象を生み出します。
Sony α7RIII + Zeiss Distagon 18mm F3.5 チョウジソウ
Sony α7RII + フォクトレンダーUltra Wide-Heliar II F5.6 aspherical
写角だけでなく12mm はバックがより解像するので、雰囲気が違ってきます。
Sony α7RIII + Zeiss Distagon 18mm F3.5 アオイロニワゼキショウ
Sony α7RII + フォクトレンダーUltra Wide-Heliar II F5.6 aspherical
これなんか明らかに、12mm のデストレーションの面白さが出ています。
Sony α7RIII + Zeiss Distagon 18mm F3.5 ハルジオン
Sony α7RII + フォクトレンダーUltra Wide-Heliar II F5.6 aspherical
一見同じような絵ですが、12mmの方がデストレーションによって、絵全体に動き、流動性が生まれています。
Sony α7RIII + Zeiss Distagon 18mm F3.5 ヘビイチゴ
Sony α7RII + フォクトレンダーUltra Wide-Heliar II F5.6 aspherical
殆ど同じ絵に見えますが、よく見ると周囲の流れとバックの解像が違うので雰囲気が違います。絞りは同じにしています。
Sony α7RIII + Zeiss Distagon 18mm F3.5 カキツバタ
Sony α7RII + フォクトレンダーUltra Wide-Heliar II F5.6 aspherical
この絵も同じことが言えます。
さて結論は、レンズアダプターの違いから18mm は12mmより近づくことが出来ますが、それでもまっとうな絵の範疇に入ります。 12mmは独特な世界で、18mmとは一線を画します。それではLaowa 12mm Zero-D F2.8のデストレーション0で、この独特な12mmの世界が作れるのか? ウーム、結局はわからない。 買ってみるしかないか? それにしても高い。ブツブツ。 結局、振り出しに戻ってしまう。 なお、ソニー純正12-24mmズームというのがありますが、20万円弱と高価の上に、超接近撮影はできないので、この目的では対象とはなりません。シグマの最新作Artで、14mmF1.4単焦点(キャノンorニコンマウント)又は12-24mmF4(キャノンマウント)というのがあり、ヨドバシで見てみました。画質は良さげですが、1kg以上ある上に、絞り目盛りなしのAF専用で、超接近撮影はできないので、これもパス。
5月12日にシュミットの11周年記念売り出しがあったので行ってみたら、Laowa 12mm Zero-D F2.8ニコンマウントを相当値引きしてくれたので、買ってしまいました。明日は雨、月曜は自然教育園が休みなので、試写は15日かな? 初めての中国製レンズです、どうなることやら??お楽しみに。
2018-5-9
実は、フォクトレンダー Ultra Wide-Heliar 12mm F5.6 II asphericalの画質がいまいちなので、III型に買い代えるか、Laowa 12mm Zero-D F2.8にするかとっても迷っています。
III型のフォクトレンダー Super Wide-Heliar 15mm F4.5 III asphericalでも画質に不安があるので、12mmをIII型にしても十分な画質は得られない気がする。それにF5.6もつらい。よってLaowaにしたいのですが、デストレーション0をうたっていること自体が気になります。超広角レンズはデストレーションがはげしいので、それを嫌う人が多いですが、当方にはデストレーションがあった方が、デホルメの迫力があって好きなのです。やりすぎると嫌味ですが。フォクトレンダーが8万円ちょっとで買えるのに、Laowaは中国製で13万円ちょっとする点も、まあ試してみるかという気軽さではありません。
超広角接近撮影対決 Zeiss Distagon 18mm F3.5 VS. フォクトレンダー Ultra Wide-Heliar 12mm F5.6 II asphericalをやってみました。Zeiss Distagon 18mmはニコンマウントなのでKiponのヘリコイド付レンズアダプターを、フォクトレンダーはライカマウントなのでフォクトレンダーのヘリコイド付レンズアダプターを使っています。気が付いたのですが、Kiponのヘリコイド付レンズアダプターの方がはるかに寄れる。レンズは完全に対象に接します。しかしそこまで寄ると照明なしでは影になって撮影不能になってしまいます。Zeiss Distagon 18mmをフォクトレンダー Ultra Wide-Heliar 12mmに合わせた距離で、影にならないぎりぎりの接近で比較しました。
Sony α7RIII + Zeiss Distagon 18mm F3.5 ノイバラ
Sony α7RII + フォクトレンダーUltra Wide-Heliar II F5.6 aspherical
真ん中の花に焦点を合わせると、周囲の花の流れ方が12mmの方が激しい。このデストレーションを好むか否かです。
Sony α7RIII + Zeiss Distagon 18mm F3.5
これはフォクトレンダーの比較がありません。フォクトレンダーは寄りきれないので、こういった小さな虫を撮るのは難しい。
Sony α7RIII + Zeiss Distagon 18mm F3.5 ナルコユリ
これも、フォクトレンダーは近寄れなくて撮影断念。
Sony α7RIII + Zeiss Distagon 18mm F3.5
Sony α7RII + フォクトレンダーUltra Wide-Heliar II F5.6 aspherical
両者は明らかに写角が違う。色も違う。
Sony α7RIII + Zeiss Distagon 18mm F3.5
Sony α7RII + フォクトレンダーUltra Wide-Heliar II F5.6 aspherical
これも写角の違いが歴然。12mmの写角は新鮮な印象を生み出します。
Sony α7RIII + Zeiss Distagon 18mm F3.5 チョウジソウ
Sony α7RII + フォクトレンダーUltra Wide-Heliar II F5.6 aspherical
写角だけでなく12mm はバックがより解像するので、雰囲気が違ってきます。
Sony α7RIII + Zeiss Distagon 18mm F3.5 アオイロニワゼキショウ
Sony α7RII + フォクトレンダーUltra Wide-Heliar II F5.6 aspherical
これなんか明らかに、12mm のデストレーションの面白さが出ています。
Sony α7RIII + Zeiss Distagon 18mm F3.5 ハルジオン
Sony α7RII + フォクトレンダーUltra Wide-Heliar II F5.6 aspherical
一見同じような絵ですが、12mmの方がデストレーションによって、絵全体に動き、流動性が生まれています。
Sony α7RIII + Zeiss Distagon 18mm F3.5 ヘビイチゴ
Sony α7RII + フォクトレンダーUltra Wide-Heliar II F5.6 aspherical
殆ど同じ絵に見えますが、よく見ると周囲の流れとバックの解像が違うので雰囲気が違います。絞りは同じにしています。
Sony α7RIII + Zeiss Distagon 18mm F3.5 カキツバタ
Sony α7RII + フォクトレンダーUltra Wide-Heliar II F5.6 aspherical
この絵も同じことが言えます。
さて結論は、レンズアダプターの違いから18mm は12mmより近づくことが出来ますが、それでもまっとうな絵の範疇に入ります。 12mmは独特な世界で、18mmとは一線を画します。それではLaowa 12mm Zero-D F2.8のデストレーション0で、この独特な12mmの世界が作れるのか? ウーム、結局はわからない。 買ってみるしかないか? それにしても高い。ブツブツ。 結局、振り出しに戻ってしまう。 なお、ソニー純正12-24mmズームというのがありますが、20万円弱と高価の上に、超接近撮影はできないので、この目的では対象とはなりません。シグマの最新作Artで、14mmF1.4単焦点(キャノンorニコンマウント)又は12-24mmF4(キャノンマウント)というのがあり、ヨドバシで見てみました。画質は良さげですが、1kg以上ある上に、絞り目盛りなしのAF専用で、超接近撮影はできないので、これもパス。
5月12日にシュミットの11周年記念売り出しがあったので行ってみたら、Laowa 12mm Zero-D F2.8ニコンマウントを相当値引きしてくれたので、買ってしまいました。明日は雨、月曜は自然教育園が休みなので、試写は15日かな? 初めての中国製レンズです、どうなることやら??お楽しみに。