Newアート考察9 金沢・富山の陶芸・ガラス工芸を追うーその3 フィンランドガラスアート展<自然とアート>
2023-2-3
自然教育園を訪ねる方々を分類すると
① 自然と博物学的興味(自然は興味深い、自然を理解したい、自然は面白い)
② 自然は美しい、優しい
③ 自然と癒し(人と人の関係を離れたい、何も考えない時をもとめて)
④ 自然とウォーキング
と色々でしょう。
白金写真クラブの方はおよそ①か②でしょう。
当方は⑤<自然とアート>のつもりで自然教育園を歩いて写真を撮っています。
美しい花や風景を追いかけるのとどこが違うのか?
ここでいうアートとは西洋の印象派以降のアートであり、現代アートを指しています。
アートは美しいアートと美しくないアートがあります。能登島・国際ガラス展で美しいガラス作品だけでなく美しくないガラス作品も認めなければならないという審査員のコメントがありました。
アートには2つの約束事があります。①自分の心に響いたことを表す。②常にこれまでの表現とは違った、これまでの常識を打ちやぶる表現をする。ここには<美しいこと>という約束事はありません。よって美しくないアートも生まれてくるのです。現代アートや現代写真には美しくない作品が満ち溢れています。
当方は①自分の心に響いたことを表す。②常にこれまでの表現とは違った、これまでの常識を打ちやぶる表現をする。に加えて③美しい事あるいは楽しい事 ④自然をルーツとする事の4つを自分の約束事としています。
白金自然写真クラブにはいった時、私は<何を撮っているのか、どこで撮っているのかわからない写真>を撮りたいと言いました。クラブの方は当然ノー・レスポンスでした。情報伝達が役目である写真から情報伝達をどこまで消し去ることが出来るかがテーマだといったのですが。こいつを全面に出すとクラブを追い出されるに違いないけど、その内全面展開を画策しています。
さて、富山ガラス美術館のフィンランド・グラスアート展(2022-11-16)に加えて、東急文化村・ザ・フィンランド・デザイン展(2022-1-7)の情報を少し混ぜて載せましょう。後者には<自然が宿るライフスタイル>という副題がついています。当方がフィンランドのアートやデザインに魅かれるのは自然をルーツとしている、自然が宿るアートやデザインだからです。ここに載せる2つの展覧会はまだ現代アートの流れが侵食していない、美しい事あるいは楽しい事という約束事を守った作品で成り立っています。ちょうど当方の4つの約束事を満たしているのです。
以下の写真は富山ガラス美術館のフィンランド・グラスアート展で撮影したもの
(撮影OK)と参考文献 ザ・フィンランド・デザイン Bunkamura ザ・ミュージアム
からのコピーです。参考文献からの写真のみその旨を記載。
アルヴァ・アアルト、アノイ・アアルト<ネット情報>
二人とも建築家ですが、ガラス器や家具などもデザインしている。
参考文献 ザ・フィンランド・デザイン展
アルヴァ・アアルト/アノイ・アアルト <サボイ>
このデザインがフィンランドの自然をルーツとする事が分かると思います。
アルヴァ・アアルト/アノイ・アアルト
アルヴァ・アアルト/アノイ・アアルト
このころは木型を使っていたようです。
グンネル・ニューマン <カラー>
グンネル・ニューマン<ストリーマー>
参考文献 ザ・フィンランド・デザイン展 グンネル・ニューマン プレート<魚>
カイ・フランク、タピオ・ヴィルッカラ、ティモ・サルネヴァ、アイヴァ・トイッカは最高です。特にアイヴァ・トイッカの斬新さはぶっ飛んでいます。
タヴィオ・ヴィルッカラ <杏茸>
タヴィオ・ヴィルッカラ
タヴィオ・ヴィルッカラ
参考文献 ザ・フィンランド・デザイン展 タヴィオ・ヴィルッカラ 花瓶 <東京>
ティモ・サルバネヴァ <ランセットI>
ティモ・サルバネヴァ <アートグラス>
ティモ・サルバネヴァ <リヴェール・ムンディ>
カイ・フランク <ヨーロッパブナ> <ヤマシギ>
カイ・フランク <アートグラス・ユニークピース>
カイ・フランク <アートグラス・ユニークピース>
フィンランドのピクニック
オイヴァ・トイッカ <ボンボン・ユニークピース>
オイヴァ・トイッカ <ボンボン・ユニークピース>
参考文献 ザ・フィンランド・デザイン展 オイヴァ・トイッカ <ボムボム> 花瓶
オイヴァ・トイッカ <松の樹 ユニークピース>
オイヴァ・トイッカ 《フローラ ユニークピース>
オイヴァ・トイッカ <知恵の樹>
オイヴァ・トイッカ <8人の花嫁>
マルック・サロは1954年ノキア生まれ、2015年カイ・フランク賞獲得した、現役のアーティストです。フリーランスで照明器具や電子機器の製造に携わっていましたが、イッタラ社でのオイヴァ・トイッカとの出会いがきっかけとなり、フィンランド最高の技術を誇った「ヌータヤルヴィ」でガラスデザイナーの職に就きました。金属や石、木などの異素材と組み合わせ、規模の大きな公共アートまで手がけていますが、オイヴァやカイ・フランクの造形を思わせるテーブルウェアもデザインしています。
参考文献 ザ・フィンランド・デザイン展
マルック・サロはさらにぶっ飛んでいる。最高!!
マルック・サロ <アートグラス ユニークピース>
マルック・サロ <アートグラス ユニークピース>
マルック・サロ <アートグラス ユニークピース>
マルック・サロ <アートグラス ユニークピース>
マルック・サロ <アートグラス ユニークピース>
マルック・サロ/2017/イヤードッグ (ネット情報)
ヨーナス ラークソ
ヨーナス ラークソ
フィンランドのアート・デザインは当方の先生です。
アラビヤ製陶所に所属していたルート・ブリュックやピルゲル・カイビアイネンは陶器ピースを集合して、陶絵画や色立体を作成、当方の陶絵画や色立体の先生で、当方に最も大きな影響を与えています。
参考文献 ザ・フィンランド・デザイン展 ルート・ブリュック <青い雪>
参考文献 ザ・フィンランド・デザイン展 ピルゲル・カイビアイネン ビーズバード<シャクシギ>
参考文献 ザ・フィンランド・デザイン展 マリメッコ社 マイヤ・イソラ コンポジション
マリメッコ社の多くのデザイナーは少ない色数とシンプルな造形で自然を表現するという点で先生です。
若ければ、オイヴァ・トイッカやマルック・サロのようなガラスを作りたい。当方がすでに習ったパート・ド・ヴェールでは出来ないガラス工芸技術で、この歳で始めるには大変すぎる。でも、やるかもしれない。
フィンランドの作家は何でこんなユニークな発想が出来るのだろうか??
富山ガラス美術館 隈研吾設計
以下、富山ガラス美術館のショップで販売されていた、フィンランドガラス
富山ガラス美術庵のフィンランド・ガラス・アート展は能登島・国際ガラス展でのフラストレーションをぶっ飛ばすものでした。
1) 参考文献 ザ・フィンランド・デザイン Bunkamura ザ・ミュージアム
2023-2-3
自然教育園を訪ねる方々を分類すると
① 自然と博物学的興味(自然は興味深い、自然を理解したい、自然は面白い)
② 自然は美しい、優しい
③ 自然と癒し(人と人の関係を離れたい、何も考えない時をもとめて)
④ 自然とウォーキング
と色々でしょう。
白金写真クラブの方はおよそ①か②でしょう。
当方は⑤<自然とアート>のつもりで自然教育園を歩いて写真を撮っています。
美しい花や風景を追いかけるのとどこが違うのか?
ここでいうアートとは西洋の印象派以降のアートであり、現代アートを指しています。
アートは美しいアートと美しくないアートがあります。能登島・国際ガラス展で美しいガラス作品だけでなく美しくないガラス作品も認めなければならないという審査員のコメントがありました。
アートには2つの約束事があります。①自分の心に響いたことを表す。②常にこれまでの表現とは違った、これまでの常識を打ちやぶる表現をする。ここには<美しいこと>という約束事はありません。よって美しくないアートも生まれてくるのです。現代アートや現代写真には美しくない作品が満ち溢れています。
当方は①自分の心に響いたことを表す。②常にこれまでの表現とは違った、これまでの常識を打ちやぶる表現をする。に加えて③美しい事あるいは楽しい事 ④自然をルーツとする事の4つを自分の約束事としています。
白金自然写真クラブにはいった時、私は<何を撮っているのか、どこで撮っているのかわからない写真>を撮りたいと言いました。クラブの方は当然ノー・レスポンスでした。情報伝達が役目である写真から情報伝達をどこまで消し去ることが出来るかがテーマだといったのですが。こいつを全面に出すとクラブを追い出されるに違いないけど、その内全面展開を画策しています。
さて、富山ガラス美術館のフィンランド・グラスアート展(2022-11-16)に加えて、東急文化村・ザ・フィンランド・デザイン展(2022-1-7)の情報を少し混ぜて載せましょう。後者には<自然が宿るライフスタイル>という副題がついています。当方がフィンランドのアートやデザインに魅かれるのは自然をルーツとしている、自然が宿るアートやデザインだからです。ここに載せる2つの展覧会はまだ現代アートの流れが侵食していない、美しい事あるいは楽しい事という約束事を守った作品で成り立っています。ちょうど当方の4つの約束事を満たしているのです。
以下の写真は富山ガラス美術館のフィンランド・グラスアート展で撮影したもの
(撮影OK)と参考文献 ザ・フィンランド・デザイン Bunkamura ザ・ミュージアム
からのコピーです。参考文献からの写真のみその旨を記載。
アルヴァ・アアルト、アノイ・アアルト<ネット情報>
二人とも建築家ですが、ガラス器や家具などもデザインしている。
参考文献 ザ・フィンランド・デザイン展
アルヴァ・アアルト/アノイ・アアルト <サボイ>
このデザインがフィンランドの自然をルーツとする事が分かると思います。
アルヴァ・アアルト/アノイ・アアルト
アルヴァ・アアルト/アノイ・アアルト
このころは木型を使っていたようです。
グンネル・ニューマン <カラー>
グンネル・ニューマン<ストリーマー>
参考文献 ザ・フィンランド・デザイン展 グンネル・ニューマン プレート<魚>
カイ・フランク、タピオ・ヴィルッカラ、ティモ・サルネヴァ、アイヴァ・トイッカは最高です。特にアイヴァ・トイッカの斬新さはぶっ飛んでいます。
タヴィオ・ヴィルッカラ <杏茸>
タヴィオ・ヴィルッカラ
タヴィオ・ヴィルッカラ
参考文献 ザ・フィンランド・デザイン展 タヴィオ・ヴィルッカラ 花瓶 <東京>
ティモ・サルバネヴァ <ランセットI>
ティモ・サルバネヴァ <アートグラス>
ティモ・サルバネヴァ <リヴェール・ムンディ>
カイ・フランク <ヨーロッパブナ> <ヤマシギ>
カイ・フランク <アートグラス・ユニークピース>
カイ・フランク <アートグラス・ユニークピース>
フィンランドのピクニック
オイヴァ・トイッカ <ボンボン・ユニークピース>
オイヴァ・トイッカ <ボンボン・ユニークピース>
参考文献 ザ・フィンランド・デザイン展 オイヴァ・トイッカ <ボムボム> 花瓶
オイヴァ・トイッカ <松の樹 ユニークピース>
オイヴァ・トイッカ 《フローラ ユニークピース>
オイヴァ・トイッカ <知恵の樹>
オイヴァ・トイッカ <8人の花嫁>
マルック・サロは1954年ノキア生まれ、2015年カイ・フランク賞獲得した、現役のアーティストです。フリーランスで照明器具や電子機器の製造に携わっていましたが、イッタラ社でのオイヴァ・トイッカとの出会いがきっかけとなり、フィンランド最高の技術を誇った「ヌータヤルヴィ」でガラスデザイナーの職に就きました。金属や石、木などの異素材と組み合わせ、規模の大きな公共アートまで手がけていますが、オイヴァやカイ・フランクの造形を思わせるテーブルウェアもデザインしています。
参考文献 ザ・フィンランド・デザイン展
マルック・サロはさらにぶっ飛んでいる。最高!!
マルック・サロ <アートグラス ユニークピース>
マルック・サロ <アートグラス ユニークピース>
マルック・サロ <アートグラス ユニークピース>
マルック・サロ <アートグラス ユニークピース>
マルック・サロ <アートグラス ユニークピース>
マルック・サロ/2017/イヤードッグ (ネット情報)
ヨーナス ラークソ
ヨーナス ラークソ
フィンランドのアート・デザインは当方の先生です。
アラビヤ製陶所に所属していたルート・ブリュックやピルゲル・カイビアイネンは陶器ピースを集合して、陶絵画や色立体を作成、当方の陶絵画や色立体の先生で、当方に最も大きな影響を与えています。
参考文献 ザ・フィンランド・デザイン展 ルート・ブリュック <青い雪>
参考文献 ザ・フィンランド・デザイン展 ピルゲル・カイビアイネン ビーズバード<シャクシギ>
参考文献 ザ・フィンランド・デザイン展 マリメッコ社 マイヤ・イソラ コンポジション
マリメッコ社の多くのデザイナーは少ない色数とシンプルな造形で自然を表現するという点で先生です。
若ければ、オイヴァ・トイッカやマルック・サロのようなガラスを作りたい。当方がすでに習ったパート・ド・ヴェールでは出来ないガラス工芸技術で、この歳で始めるには大変すぎる。でも、やるかもしれない。
フィンランドの作家は何でこんなユニークな発想が出来るのだろうか??
富山ガラス美術館 隈研吾設計
以下、富山ガラス美術館のショップで販売されていた、フィンランドガラス
富山ガラス美術庵のフィンランド・ガラス・アート展は能登島・国際ガラス展でのフラストレーションをぶっ飛ばすものでした。
1) 参考文献 ザ・フィンランド・デザイン Bunkamura ザ・ミュージアム
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