小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

ポルトガル旅行 その3

2019-01-25 16:29:19 | 旅行
ポルトガル旅行 その3 
コインブラ

ポルトからバスで2時間でコインブラに着く。コインブラはポルトガルの最高学府コインブラ大学を中心に、中世の建築物が多数ある古都。


Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8 コインブラ大学


Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8


Canon μ


Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8


Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8

コインブラ大学の展望台からモンディーゴ川沿いの街を見る。同じ場面を撮った次のFujifilm X-T3に比べると、Fuifilm GFX50Sの絵が生っぽいことがよくわかる。


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8 コインブラ大学・ジョアニナ図書館

コインブラ大学・ジョアニナ図書館は世界遺産に登録された豪華な図書館で、ディズニ―・美女と野獣のなかでこの図書館が場面として使われたとされている。その豪華な30万冊の蔵書がある部屋は撮影禁止。


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8コインブラ大学

このコインブラ大学旧校舎内には豪華な装飾のある由緒ある部屋がいくつも存在している。


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8コインブラ大学

ポルトガルの澄んだ空には飛行雲がいつも存在している。


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8コインブラ大学


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8コインブラ大学


Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8 コインブラ風景


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8コインブラ風景

なかなか、バラエティーのある色とパターンが存在している。それを配置するセンスはいかにも大学街らしい。


Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8コインブラ風景

コインブラの街で昼食、鴨の炊き込みご飯。味は忘れた。お土産を物色。 ポルトガルの特産、コルクをつかったキーホルダーを買う。そうそう、コインブラ大学のショップは面白いグッズがいっぱいあって、ポルトガル旅行の先達推薦のショップ。定番学生服であるマント姿のクリップや、コインブラ大・マグカップ、面白い絵で装丁されたノートなどを買う。これらは最終章に登場します。


Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8コインブラ風景


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8


トマール
コインブラから再びバスで1.5時間、トマールに着く。ポルトから少しずつ南下してリスボンに近づいているということである。トマールにはポルトガル最大の修道院、世界遺産キリスト修道院が目当てである。世界遺産といえども、教会や修道院の連続に当方には内心うんざり感が広がっていく。トマールは旅行案内本に出ていない小さな町で、この修道院の詳細もさっぱりわからない(いろいろ説明を聞いたがみな忘れた)。とても古そうで、立派であることは間違いない。改めてポルトガルは根っからのキリスト教の国であると思う。
気を取り直して、調べてみると、この修道院は12世紀にテンプル騎士団が建てたもの。テンプル騎士団は後にキリスト騎士団となりその団長エンリケ航海王子の活躍で、ポルトガル大航海時代が築かれ、その後も歴代の王により改修、増築されて、ロマネスク建築、ゴシック建築、ムデハル様式、マヌエル建築、ルネサンス建築が混在する。いわばポルトガルの繁栄の歴史がぎっしり詰まった修道院である。ポルトガルの歴史をよく知る方には感激の場所にちがいない。


Fujifilm GFX50S + smc Pentax 645 FA45mm F2.8トマール・修道院


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8トマール・修道院


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8トマール・修道院


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8  トマール・修道院


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8  トマール・修道院


Canon μ  トマール・修道院

日も暮れて、トマールから1時間ばかり海へ向かって西に走り、今日の宿泊地ファティマに着く。添乗員は、通常は海まで出て泊るのですがファティマに泊まるから移動時間が少なくて楽なツアーでいいでしょという。このあたりから、当方は何かこのツアーは当方の思っていたツアーとは違うなと思い始める。 ファティマも山の中、これまで全部山の中(山とは言い過ぎかもしれない、丘っぽい内陸)。全く港町ポルトガルに会えない。こりゃ、全部キリスト教巡礼の旅だ。どうやら、ポルトガル世界遺産の旅とはイコール、キリスト教巡礼の旅となるらしい。

ファティマ
ファティマもキリスト教に全面覆われた町であった。ホテル周辺の店にはクリスマスのディスプレイがならんでいるが、楽し気なクリスマスというよりはキリスト教一色のディスプレイである。日本でいうなら、奈良の高野山の宿坊町のようなもんだ。


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8 大聖堂

町の中心は広大な広場を持つ大聖堂があり、ここでは聖母マリアが現われ、数々の奇跡が起きたとされている。カトリック教会公認の奇跡、奇跡の地であり、最初の聖母の出現のあった5月13日がファティマの記念日に制定され、その記念日にはこの広大な広場が数万人の信者でうめつくされるそうである。

聖母からの啓示は第一次、第二次世界大戦を予言し、長いあいだ封印されてきた第3の啓示は2005年に公表された。しかし、これは本当の内容ではなく、本当は<第三次世界大戦が起きて、世界が滅び、ふりだしに戻る>という<ファティマ第3の予言の原文>がファティマ都市伝説として広まった。

当方にとっては、ただ、幸せにポルトガルの港町でシーフードを食べたいだけなのだが。


Canon μ 大聖堂前広場


Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm F2.8

明日は近くのパターリア、そしてリスボンに近くのシントラという小さな町、そして、ユーラシア大陸最西端ロカ岬を経てリスボンに入ります。



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