小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

京都、晩夏の花 

2011-08-12 23:38:43 | 旅行
京都、晩夏の花 


最初は、智積院(チシャクイン)のキキョウ。本当は6月末の写真です。キキョウは秋の七草の一つのくせに、最近は初夏の花になってしまいました。次に送り火の日(8月16日)の御苑の百日紅(サルスベリ)の花。関の町口(地下鉄丸太町から一番近い入口)の正面に百日紅の大木があります。見なれた百日紅の花ですが、この大木の花はちょっと立ち寄ってみる価値があります。近くの拾翆亭の周りのも百日紅の花がいっぱいあります。このときは、この後、紫織庵、じゅばんと町屋の美術館によってから、妙蓮寺のフヨウの花を見に行きました。何とも暑い日で、檀家の人にかき氷をふるまっているところにでくわして、ご相伴にあづかり、息を吹き返しました。最後に京都府立植物園の薬草園に咲いている酔フヨウの花です。昼は白、夕方に赤に変身します。奈良にもいっぱいあって、なんで同じ木に赤の花と白の花がさいているのだろうと不思議に思っていたのですが、一日の内に色が変身する酔フヨウであることがわかりました。当方のようでとても親近感のあるフヨウさんです。詳しくはもう一つのブログの京都の道その2(東大路)と京都の夏の花をみてください。
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熊野古道、世界遺産の旅 その6

2011-08-12 21:11:48 | 旅行
熊野古道、世界遺産の旅 その6

7月30日(土曜日)
ただただ、この経営者の苦労を感じながら、ホテル浦島を後にします。
バスはいよいよ秘境中の秘境を勝浦から高野山まで縦断してゆくのです。 なんといっても熊野川が印象的。瀞峡下りをしているはずの熊野川ですが、その流れは、見るだけでもものすごく魅力的です。


ペンタックスK20D、ペンタックス35mm limited


ペンタックスK20D、ペンタックス35mm limited


ペンタックスK20D、ペンタックス35mm limited


ペンタックスK20D、ペンタックス35mm limited


ペンタックスK20D、ペンタックス35mm limited

河に沿う熊野古道が点々とあります。お金持ちは船で下り、庶民は歩いて熊野を目指したのです。


ペンタックスK20D、ペンタックス35mm limited

河の途中の島に熊野本宮大社がありました。洪水で2/3が流されたので、山のうえに移築したのです。その島の入口にある日本一の大鳥居。


ペンタックスK20D、ペンタックス35mm limited


ペンタックスK20D、ペンタックス35mm limited

移築した熊野本宮大社には階段を上がらなければなりません。


ペンタックスK20D、ペンタックス35mm limited

神社の入口のお店で、ここだけで売っているという<もうで餅>を食べました。おいしい、推薦です。


ペンタックスK20D、ペンタックス35mm limited

こちらは、白木作りです。神社はもともと白木作りで、朱塗りにしたのは後の時代であると出雲大社の説明員の方が言っていたのを思い出します。


ペンタックスK20D、ペンタックス35mm limited

島から移した古い建物が、信仰のものすごい力を感じさせます。


ペンタックスK20D、ペンタックス100mm macro

この熊野地域の神社のシンボルがヤタカラス。三本足のカラスです。日本サッカーのシンボルとして有名になりました。我々、韓流ドラマ派からいわせれば、朱蒙大将(紀元前、高句麗を建国した)の掲げる、高句麗のシンボルが三足カラスなのです。どう見ても、朱蒙大将の方が先でしょう。日本の熊野のヤタカラスは朝鮮から流れてきたのでしょう。神武天皇は紀元前700年ですから、数字上は朱蒙より前ですが、どうも、この神武天皇の神話はリアリティーがない。

この3本足の意味は諸説あるのですが、<中国では古代より奇数は陽を表すと考えられており、中国神話で太陽に棲むといわれる三足烏は太陽の象徴であった。高句麗国の道教や日本の神道でも古来3は太陽を表す数とされてきた。高句麗国の建国に関わる神話に、太陽の中に棲む三本足の鳥が登場し、これがヤタガラスと同じものとする見方がある。>というネットの説明が比較的わかりやすい。私は、そんなめんどくさい話ではなくて、中国が起源で、朝鮮を経て日本に伝わったと思っています。(日本から中国に伝わったという説もちゃんとありますから、こちらを信じたい方はどうぞ。)


韓国も日本も歴史を知らずに、日本が八咫烏のマークをつけて、韓国とサッカーの試合をしている様を思い浮かべると、とんでもなくメチャクチャな感じがします。
一生懸命ヤタカラスの面白いお守りを探したのですが、皆、サッカーファン用のお守りの用で、どれも気に入りません。結局、まずまずのデザインのお札を買って、PCバックに入れています。


ペンタックスK20D、ペンタックス100mm macro

見てください、この垂れ幕を。神を父に、仏を母にという文言が書いてあります。ここまではっきりと、神仏共存を主張しているところは初めてです。
これから、さらに秘境を高野山まで走るのです。この不思議な地域の信仰は、なんなのでしょうか。八咫烏と三足烏の関係は?


ペンタックスK5、ペンタックス100mm macro

熊野本宮大社の階段に並行して、熊野古道が走っています。またほんのわずかの熊野古道の旅です。


ペンタックスK5、ペンタックス100mm macro

道は、ほそいくねくね道で、大型バスがすれ違えません、それどころではありません、普通小型車とバスがすれ違うこともままなりません。すこし広い所まで、どちらかがバックするか、待機しているかしてすれ違うのです。やたらダンプカーが走っていて、無線で連絡しながら、すれ違いの場所を探すのです。


ペンタックスK5、ペンタックス100mm macro


ペンタックスK20D、ペンタックス43mm limited

相変わらず、熊野川の源流が続きます。


ペンタックスK5、ペンタックス100mm macro

私が、この熊野川の地域を、独特の秘境と感じている意味は、その山にあります。それほど高くない山ですが、常緑針葉樹であるヒノキがびっしりと山を覆い、どこまでも、どこまでも山が続きます。関東の落葉樹の山々から見ると、なんともうっとおしい。




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熊野古道、世界遺産の旅 その5

2011-08-11 23:12:09 | 旅行
熊野古道、世界遺産の旅 その5


ペンタックスK5、ペンタックス43mm limited
 
那智の滝へは、バス停から階段を130段おります。木陰から那智の滝が見えてきました。


ペンタックスK20D、ペンタックス15mm limited

五木寛之の手記などから、ものすごい幽玄の世界と思いきや、人がいっぱいで、幽玄どころではありません。わっせわっせと階段を下りて、またわっせわっせとバスに戻ります。いそがしいこと。


ペンタックスK5、ペンタックス43mm limited


ペンタックスK5、ペンタックス43mm limited

マクロで水のパターンを収集、この使い道はまだ考え付いていません。


ペンタックスK5、ペンタックス43mm limited


ペンタックスK20D、ペンタックス15mm limited

さらに、熊野那智大社に、またわっせわっせと473段の石段を上ります。

<神武天皇が熊野灘から那智の海岸“にしきうら”に御上陸されたとき、那智の山に光が輝くのをみて、この大瀧をさぐり当てられ、神としておまつりになり、その御守護のもとは、八咫烏(ヤタカラス)の導きによって無事大和へお入りになった>とネットで説明がかいてありました。神武天皇は宮崎県あたりで紀元前711年に生まれた、日本初代天皇とされている。神武天皇は盛んに東に向かって勢力を拡大し、なぜか、紀伊半島で長い壮絶な戦いをする。天照大神(卑弥呼のことだという説がある)に霊剣をもらったり、八咫烏をつかわされたり色々助けられながら、紀伊半島を制圧して、橿原を都とし、橿原宮で天皇に即位する、だから橿原宮は地位が高いのだ。天照大神は皇室の祖神であり、それを祭ったのが伊勢神宮だから、伊勢神宮が特別であるわけだ。八咫烏については後でまた書きましょう。
熊野那智大社は熊野三山の一つ。熊野本宮大社(この後たずねる)と熊野速玉大社(この前にたずねた)の3つの神社が世界遺産に登録されています。熊野三山は神社というが、仏教的要素が大きいようです。平安時代の末期には、阿弥陀信仰が強まり、浄土教がさかんになり、なぜか熊野が浄土とみなされるようになりました。歴代の上皇(皇位を後継者に譲った天皇)が熊野参詣を行い、奈良の東大寺を作った後白河院(1127年生まれ、77代天皇)は34回も熊野詣をおこなったといわれています。熊野古道全盛時代です。


ペンタックスK20D、ペンタックス15mm limited
天然記念物の枝垂れ桜(法皇桜)

熊野那智大社で、正式参拝をしました(瀞峡下りがキャンセルになったかわりです)。第6殿まであって、宮司さんがいろいろ説明してくれました。みんな忘れてしまいました。やたら熊野那智大社を自慢していたという記憶しかありません。


ペンタックスK5、ペンタックス100mm macro


ペンタックスK5、ペンタックス100mm macro


ペンタックスK5、ペンタックス43mm limited

これも使えそうな曲線パターンだ。43mm limitedもやりますね。


ペンタックスK20D、ペンタックス15mm limited

明治の神仏分離令は廃仏毀釈を誘導して、お寺がひどい目にあったところが多かったけれど、ここではお寺が分離され、熊野那智大社のすぐ隣に、那智山青岸渡寺として立派に存続しています。西国三十三所第一番札所です。おもしろいもので、神社で祈る時は、ファルマフロンティアの関係者の全員が幸せになりますよう、なにとぞよろしくお願いしますとか祈るのですが、お寺で祈る時は、これまで、楽しく暮らせました、まことにありがとうございました。これから残された年を静かに、有意義に暮らせますようにとお祈りするのでした。


ペンタックスK20D、ペンタックス15mm limited

神社と違って、こちらは何やらとても古い木材の建物です。


ペンタックスK5、ペンタックス43mm limited


ペンタックスK5、ペンタックス43mm limited

青岸渡寺の境内から見る那智の滝は、すこしばかり幽玄な雰囲気を漂わせていました。秘境の中の大滝に最初に出会った人はそれはびっくりしたでしょう。


ペンタックスK20D、ペンタックス15mm limited

那智からまた海に出て、那智勝浦町まですぐ、今日は、勝浦のホテル浦島にお泊りです。舟で渡る島に4つのホテルがあり、全島でホテル浦島が形成されているのです。全島を買い切り、これだけのドデカイ施設を先行投資した人は大変勇気のある人だったのでしょう。失敗したら、とんでもないことになっていたはずです。経営者の端くれ(そこまでも行きませんが)として、その勇気に感服するとともに、その後の苦労もひしひしと感じるのです。


ペンタックスK20D、ペンタックス15mm limited


ペンタックスK20D、ペンタックス15mm limited

ここのお風呂を皆巡ると2時間以上かかるそうです。我々は、一番有名な、海の波がよせる洞窟のお風呂、忘帰洞と近くのもう一つのお風呂だけで満足。夜はバイキング。マグロの解体ショウまであります。料理の味はというと、なにも記憶に残らない程度。おはらい町のカキフライ、焼きウニ、赤福氷の味だけがよみがえります。

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熊野古道、世界遺産の旅 その4

2011-08-10 20:58:55 | 旅行
熊野古道、世界遺産の旅 その4


ペンタックスK5、ペンタックス43mm limited

7月29日金曜日
真珠のお店で、当然、何も買わないつもりでしたが、思わす、家内に真珠のピアスを薦める。結構、ユニークな色とデザインで2人とも満足。 瀞峡(ドロキョウ)でウオータージャット船に乗る予定でしたが、大雨の影響で、運航中止。直接、熊野速玉大社、熊野古道散策、那智の滝、熊野那智大社とめぐる。今日は少しばかり歩く日です。

伊勢志摩から尾鷲市、熊野市、新宮市まで結構な距離がある。


ペンタックスK5、ペンタックス43mm limited


ペンタックスK5、ペンタックス43mm limited

七里御浜を過ぎて、新宮市に入る。


ペンタックスK5、ペンタックス43mm limited

新宮市から熊野川にそって少し山に入ると、熊野速玉大社があります。


ペンタックスK20D、ペンタックス15mm limited 熊野速玉大社(クマノハヤタマタイシャ)

熊野三山の一つで、世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」として登録されています。大体西暦1000年くらいに、熊野三山が互いに連動した形で、三山を管理する三山僧綱の下に那智一山の管理組織が設けられました。禰宜(ダンナ:特定の寺院に属してその経営を助ける人)や神主が存在せず全員が社僧という修験者達の霊場であったと書いてあります。平安末期(1100~1200)が熊野三山と熊野古道が霊場や参詣道として絶頂期であったようです。


ペンタックスK20D、ペンタックス43mm limited

ここは撮影してもよいか悪いかわからないが、とにかく撮影。おとがめなし。


ペンタックスK20D、ペンタックス43mm limited


ペンタックスK5、ペンタックス100mm macro


ペンタックスK5、ペンタックス100mm macro

なかなかいい曲線を収集できました。


ペンタックスK5、ペンタックス100mm macro


ペンタックスK20D、ペンタックス15mm limited

着るものを常に、行く先に合わせていることを主張しています。

新宮まで戻って、那智から大門坂熊野古道に向かいます。大門坂熊野古道は、熊野那智大社までのコースを皆さん歩きますが、我々はそのほんの一部を歩いて、残りはバスで那智大滝まで行きます。熊野古道といっても世界遺産に指定されているところと指定されていないところがあるそうです。大門坂熊野古道は世界遺産です。


ペンタックスK20D、ペンタックス15mm limited

さて、いよいよ熊野古道を歩きます。いろいろなところに熊野古道のコースがあるようです。12時間コース、6時間コース、3時間コース、いろいろあります。我々は、20分くらいしか歩きませんでした。急な山道をごつごつの石段を上るので、結構大変な歩きであることがわかりました。むかしは石段がコケむしていたので、つるつる滑って、さらに大変だったそうです。山をこえ、また山をこえ、河原の道や崖の道、尋常な道ではありません。関東のトレッキングコースの方がよほど歩きやすい。このツアーの名前の様に、紀伊半島熊野はまさに秘境なのです。むかし多くの人があるいた道だから、大したことないと思っていましたが、紀伊半島の熊野地区はほかの地域とはちがった、とても独特な、まったくの秘境であることが、驚きでした。


ペンタックスK20D、ペンタックス15mm limited


ペンタックスK20D、ペンタックス15mm limited


ペンタックスK5、ペンタックス43mm limited


ペンタックスK5、ペンタックス43mm limited


ペンタックスK5、ペンタックス43mm limited


ペンタックスK5、ペンタックス43mm limited

我々は、比較的歩いやすい熊野古道をチョロッと歩いて、上で待っているバスに乗って、那智の滝に向かいます。楽ちん楽ちん。自分で全てを計画して熊野古道を歩くとなると、結構大変ですよ、これは。


オリンパスμ830

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熊野古道、世界遺産の旅 その3

2011-08-09 20:16:43 | 旅行

ペンタックスK20D、ペンタックス15mm limited

白鷹の立ち飲みがあったので、さっそく一杯。白鷹は40年前、酒問屋に関係していた祖父のお供で、訪ねたことがある、灘の辰馬酒造のお酒です。なぜおかげ横丁に店があるのですかとたずねたら、伊勢神宮のお神酒として白鷹が使われるからです、という答えでした。なるほど。店のおばさんに撮ってもらった写真です。


ペンタックスK5、ペンタックス100mm macro

ひもの塾というお店で、伊勢の海産物を焼いて売っていました。これ、これですよ、私の食べたいものは。ウニ焼きを食べました。伊勢の名物、大あさりもたべたかったのですが、時間が無い。


ペンタックスK20D、ペンタックス15mm limited

美味しいウニ焼きに家内もご満悦。当方はこの前に、地ビールと牡蠣フライでいっぱいやっています。みんな美味しい。幸せ。


オリンパスμ830

地ビールと牡蠣フライ


ペンタックスK20D、ペンタックス15mm limited

おかげ横丁は、赤福の支援で出来上がった横丁で、その入り口に赤福の本店があります。赤福というのは、この地域では大変な存在なのです。


ペンタックスK20D、ペンタックス15mm limited

この赤福のお店で、かき氷を食べられます。赤福が2個はいっている抹茶かき氷です。大変な人気。実際とても美味しい。これは、順番をいっぱい待っても食べるべき、推薦です。


ペンタックスK5、ペンタックス100mm macro


ペンタックスK20D、ペンタックス15mm limited

またもや、家内はご満悦。


ペンタックスK5、ペンタックス100mm macro

この橋(新橋)のたもとが赤福の本店。こんな驚異的、お菓子はないですよ。一種類のお菓子が、日本中で、毎日どれくらいの売れていることか、それがどれくらい維持されていることか。


ペンタックスK5、ペンタックス100mm macro

おかげ横丁の入り口。時間が無くて、ちょっと通過する事しかできなかった。


ペンタックスK5、ペンタックス100mm macro 

いよいよ雨が降ってきました。


ペンタックスK5、ペンタックス100mm macro

この五十鈴川の新橋のたもとが赤福です。


ペンタックスK20D、ペンタックス15mm limited  的矢湾と的矢湾大橋

真珠養殖の的矢湾に向かいます。伊勢志摩ロイヤルホテルが今日の宿。食事はバイキングでなくて、なにを食べたか忘れてしまいましたが、結構食べられました。よく行き届いたホテルです。
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