小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

Newアート考察3 伝統工芸に<革新>はあるか? 必要か? その8 富山市ガラス美術館-1

2020-04-12 17:19:31 | 日記
Newアート考察3 伝統工芸に<革新>はあるか? 必要か? その8 富山市ガラス美術館-1

今日は旅の最終日。金沢から新幹線に乗って富山は直ぐ。富山駅から路面電車で数駅、富山市ガラス美術館に向かいます。


富山市ガラス美術館


リノ・タリアピエットラの展覧会が目的です。



美術館周辺で朝食をとれるところがあるだろうとおもっていたのですが、何もありません。美術館の中のカフェでなにやら豪華なスイーツ朝食となりました。カフェにはスイーツしかないのです。お麩のパンケーキにアイスクリームがよく合います。



しらなかったのですが、この美術館は隈研吾さんの設計でした。なかなか心地の良い建物です。

展示会場の2/3は撮影OK、1/3は撮影禁止でした。この区分けの意味は分かりません。
まずは、撮影OKの作品から。展示のながれとは無関係に載せます。

リノ・タリアピエットラの作品にはここで初めて会いました。カタログでの彼の紹介文を超コンパクトにすると以下のようになります。
<リノ・タリアピエットラはイタリアのヴェネチアングラス生産の中心地ムラーノ島、1934年生まれ。小さいころからガラス工房で働き、吹きガラス職人となる。34才で職人に与えられる作品賞をとってからムラーノ島随一のマエストロになってゆきます。ムッリーナ工房を中心とし、多くの賞をとり、45才あたりからムラーノ島とアメリカを行き来するようになる。日本も含め、世界各地で活躍し、その土地の分化、風土からのインスピレーションを取り込んで作品を作り続けている。25年前にタリアピエットラは富山ガラス造形研究所でワークショップを開いて学生にテクニックを披露した経緯がある>

それぞれの作品の説明をごちゃごちゃ書くより、ただ、ただリノ・タリアピエットラの驚くべき魅力を味わいましょう。







このカッティングがとても魅力的です。



この危なっかしい置きかたで大丈夫なのか、係の方に聞いてみると特殊な接着剤で貼ってあるとのことでした。この一か月後くらいに能登で大きな地震がありました。富山の展示会も、能登島の展示会も終了していたので大丈夫だったのでしょう。ここの作品が日本で壊れてしまったら、そりゃ嘆きますよ。





リノ・タリアピエットラの作品作成現場のビデオが上映されていました。炉で溶かしたガラスを吹いて、型にいれ、色々な道具で形を変形させ、また炉に入れる、この操作を繰り返して、次第に出来上がってゆきます。綿密な設計図があるわけではなく、リノ・タリアピエットラの頭にあるイメージが基になってアドリブで作られてゆきます。大事なことは3,4人の方が集まって、流れ作業で1つの作品を作る、見事な共同作業となっている事です。まるで、ジャズのトリオかクインテットのアドリブ演奏のようです。とても他の方にはまねできません。彼の作品はただ唖然とするだけです。







































もう何も言うことがありません。
リノ・タリアピエットラはここにきて初めて知りました。こんなガラス・アートが存在することすら知りませんでした。呆然とするだけです。

富山市ガラス美術館レポートは長くなったので次回にパート2として続きを載せます。2パートでもカットするには惜しい作品がたくさんあります。次回のリノ・タリアピエットラはさらに素晴らしい作品です、ご期待ください。



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コロナ対策 2020-4-11

2020-04-11 11:21:58 | 日記
コロナ対策 2020-4-11

緊急事態宣言が出されて、当方の周りでは結構人出が減り、店が閉まっている。このままうまくゆけばいいのだが。当方は、予想として、東京はオーバーシュート回避に何とか間に合ったと思っている。小池知事のおかげかもしれない(別にユリコ・ファンではないが)。
これから書く、検査体制、隔離体制、医療体制の三位一体となったコロナ対策を充実させるという考えは、多くの有識者は当然のことと思っている。当方のアイデアはそれを少し違った面から書いているに過ぎない。
さて、この三位一体は順調に進むのであろうか? 政府は、また、現在の緊急事態宣言の効果を見てから考えると言っているのではないか?

緊急の大きな出来事が起きると、人の本質が暴露する。
今の政府は大きなグランドデザインを持ち、これを現実に対応させるために奔走するのではなく、現実に起きたことを調整するただの調整役を演じてきた。これができるのは3強に頼ることがもっとも費用対効果があるという長年のなれ合いに起因する。3強とは、大企業、大都市、アメリカである。このなれ合いから起きる種々の問題をうまくごまかすことが仕事なのである。3強の能力はすばらしく、いままではこれでうまくいってきたし、ほとんどの人がそれでいいと思ってきた。

この政府が、コロナ対策が出来るとは考えにくい。最後のたよりである、日本人の能力にすがって、なんとかしてくれと頭を下げる、これが政府の本質であり、それを作り上げてきた日本の本質である。

日本人は、政府にまかせないで、自ら考えて、動かなければならない。
政府に文句を言うだけでなく、自分で考えて、この事態を乗り切るのである。今の政府は自分たちが作ってきた結果の産物であることを肝に銘じなければならない。


さて本題にはいります。

<コロナ患者を見つけ出して、病院に隔離する>
皆さんはこれを
<犯罪者を見つけ出して、刑務所に隔離する>
と同じように、いつの間にか考えていませんか?

<クラスター・もぐらたたき方式>がまさにこの考えに基づいています。コロナ患者さんの家族まで脅かしメールが来るそうです。これでは、コロナ患者が今のように増えてくると、自分の周り中犯罪者が溢れると同じように恐怖を感じるでしょう。人は強い恐怖を感じると色々思わぬ行動をとるようになります。風評被害ばかりでなく、DV、離婚、経済的問題その他での自殺も増えてきます。




現在の自粛要請だの緊急事態宣言だのはそれなりの効果があるでしょうが、自粛を緩めれば再び感染者は増えます。少なくとも計3回の自粛要請があって、2021-6にワクチンが実用化されて、新型コロナ問題は一応の決着を見る。これが当方の予想です。
ワクチンは難しいという専門家もいますが、世界中のベンチャーが本気になれば1年以内にワクチンがつくれなければうそだ。

この1年以上にわたる、戦いにおいて、以下の3点を軽減しなければなりません。
1、不安
2、経済的打撃
3、医療崩壊

この3点軽減のためのプランは

<一般人の中からコロナ患者を広く探し出して、世に役立つ人材を作り出す>

世に役立つ人材とはコロナに感染し免疫を持つ(つまりもう自分はコロナに感染しない)かつコロナを他人に感染させる能力を持たない人のことです。詳しくは前回のコロナ対策をよんでください。この人材を<最優秀者>と呼んで、<コロナクラブ会員>という証明書を付与します。 

<最優秀者>とか<コロナクラブ>とか変な言葉を使いますが、<患者>とか<隔離>とかいう暗いイメージを変えたいから使っているのであって、本質をご理解いただきたい。



1<不安の軽減>このシステムはコロナ感染者となることに対する不安を軽減します。 <最優秀者>は自由に仕事をすることが出来、自由に遊ぶことが出来ます。明るい未来を与えることが出来ます。隔離体制を快適な場にすることによりコロナ感染にたいする不安を軽減します。検査希望者は全て検査を受けることが出来、その後の身の振り方もはっきりしていることは全ての人に安心を与えます。

2、<経済的打撃の軽減><最優秀者>が対面で働く店はお客にとって安心できる店になります。体面を必要とする職業全てでお客にとって安心できます。店の接待者およびお客を<最優秀者>に限定することにより心起きなく遊べる場所を作れ、商売を再開できます。これが<コロナクラブ>です。
上図三位一体システムの中で働く方として、<最優秀者>を優先的に雇用することが出来ます。<最優秀者>は国内を自由に移動できるので、需要と供給における最適職場を得ることが出来ます。コロナにより客が激減した、クルーズ船、リゾート施設、ホテル・旅館を借り上げることにより、ビジネス継続を可能にします。<最優秀者>を雇用することにより、これら施設の運営を円滑に遂行できます。これも<コロナクラブ>です。

3、<医療崩壊の軽減> 検査体制の充実により、病院の受け入れ態勢をキチンと取ることが出来、院内感染防止、最適医療の提供が行えます。軽症者、無症状者を隔離施設に送ることにより、病院は重症者および軽症者の一部のみを相手にすることが出来ます。ベットが空き、医療者の負担が減ります。<最優秀者>を雇って補助に使うことにより、院内感染のリスクを下げることが出来ます。感染者の輸送、検疫所の業務など<最優秀者>を雇用して仕事の円滑化を図ることが出来ます。
上記、検査システムにより、多くの情報が得られます。i) 無症状者も含めた社会全体の感染状況の確率の高い推定。これにより的確な対策が打てます。ii) 感染者の免疫保有期間。これがわかると再感染の危険性を予測できます。iii) 無症状と重症化への分かれ道を決める要因の分析が出来ます。この二者を予測判定する手段が見つかる可能性があります。

このアイデアの背景はコロナ(新型コロナ)の特徴をしっかり利用することにあります。
1、無症状者が50%存在する。
この無症状者の存在がこのコロナ感染拡大の最大の原因なのです。この無症状者を逆手にとって最大限に利用するのです。
2、重症化する方が少なからず存在する。
死亡率は日本は3%だがドイツは0.9%です。これを0.1%まで落とすことができれば、問題ない疾患なのです。医療体制により死亡率は下げられます。現状の治療薬候補の組み合わせだけでもそれが可能かもしれません。しっかり重症化する人を探し出して、きっちりと治療すれば危険は限りなく減少できます。
3、ウイルス・パンデミックで一般的に言われることですが、<国民の60~70%が免疫を持つまで終息しない>。免疫を持つということは、感染するかワクチンを打つかの2択です。ワクチンが実用化までは1.5年かかると考える必要があります。

ワクチンで免疫を得るという軟着陸が出来ないのが現状であるなら、感染によって免疫を得ることをなるべく軟着陸にするしかありません。
全員を感染させないという考えはワクチンが出来ない限り、このコロナではありえないのです。人との接触を断つことは人としての活動を停止することです。一時的には出来ますが、長期は無理です。無症状者がすり抜けている以上、このコロナは消滅しませんから、この活動停止は間欠的に必要となり、大半が感染するかワクチンが出来るまで延々と続くことになります。これを前提に対策を考える必要があるのです。



検査体制は前回述べましたが(詳細は前回コロナ対策をお読みください)。皆さんが言うドライブスルーPCR検査とは抗体検査が入っているところが違います。あまり、殺伐とした雰囲気ではやりたくないですね。もうちょっとなんとかしましょう。



細かいことは面倒なのでかきたくないですが、ウイルスが感染するとIgM抗体は初期に出来、IgG抗体は遅れて出来、インフルエンザの場合はおよそ1年持続すると言われています。新型コロナの場合はわかっていません。血液を採取して、この2種の抗体の存在を同時に計るキットが出来ているという話から、このプランを組み立てています。このキットの精度が悪いか、IgG抗体がすぐ消えてしまうと、このプランは成立しません。

この検査体制は病院とは別建てで作るのですが、i) 政府が運営するのか、民間が運営するのか ii) 発熱外来として病院とリンクさせるのか、希望者全員検査場として隔離施設とリンクさせるのか、その両方をどのようにバランスさせるのかiii) 隔離施設は政府が運営するのか民間が運営するのか iv) 三位一体をそれぞれ政府がお金を出すのか、補助金をだすのか、完全に民間の営利事業とするのか v) <最優秀者>のライセンスを誰が責任をもって保証するのか

検討課題は山のようにあります。当方はもともと家で仕事を朝から晩まで行っているので、けっして暇ではありませんが、少しづつ考えましょう。

最後に、隔離施設ですが、自分が入るとしたら、無症状者の場合は野戦病院や体育館のような施設はごめんこうむりたいので、クルーズ船とか沖縄のリゾート施設がいいなという夢を語ったのです。全体像がみえてくれば、どこかきっと手をあげますよ。

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コロナ対策 2020-4-9

2020-04-09 16:49:54 | 日記
コロナ対策 2020-4-9

前回、無症状者を中心とする、PCR測定による患者と認定されないコロナ感染者が東京には数万人存在すると予測しました。この根拠は前回コロナ対策を読んでください。
たいした数ではありません、一日行動して、感染力のある人に出くわす可能性は一人くらいでしょう。3密を避けてソーシャルディスタンスをとれば大丈夫です。今のところ。




若者を強調していますが、分かりやすいからそう言っているので、若者には限りません。コロナ耐性を持つ元気な方を<若者>と表現しているのです。<若者>という言葉に反発しないで読んでください。

その後考えたこと
1、このすり抜けは今に始まったことではない。若者が傍若無人に3密を作ることも今始まったわけではない。とすると、この無症状感染者は幾何級数的にとんでもない数になっているはずである。
2、もし無症状感染者の膨大な存在があるとすると、これはPCR測定にひっかかる感染者および非感染者(クラスター追跡では症状有り無しにかかわらず測定しているはずである)にもっと大きな影響を与えているはずである。ところが、そこまでの影響が感じられない。

3、この理由の可能性は
i) 無症状者の率が低い。これは大規模PCR測定国のデータから、またクルーズ船のデータから無症状感染者は約50%であることがわかっている。若者の無症状感染者がこれより低いとは考えにくい。むしろ高いと予想される。よって却下される。
ii) 無症状感染者は他人に感染させる率が低い。この感染能力は現在不明である。
PCR陽性ということはウイルスを放出していることは明らかであるが、早くにウイルス放出が低下し、感染率が低いことは考えられる。
iii) 無症状感染者は知らずに感染して、知らずに完治している。

このii)およびiii)の可能性から、無症状感染者は幾何級数的に増加しない可能性がある。
つまり、1名の無症状感染者は2名に感染させるが、自分はすぐ完治すると、2-1=1となり、実際の患者数はまったく増加しない。

4、最近若者の患者(PCR測定による陽性者)が増えている事実に対する説明の可能性は
i) 自粛要請を破って3密を作るからだ。 3密をつくることは今に限ったことでないので、若者患者の絶対数が増えることの説明にならない。
ii) 若者も心配になってPCR検査をうけるようになったからだ。これは本当だろうか、PCR検査を受けざるをえなくなるケースが増えたということで、受けたいと言って受けられる状況ではないから、この考えも否定される
iii) 若者の無症状を含む感染者数の母数が多くなったために、症状を呈する若者が増えたと考えるのが最も妥当である。

若者は症状を呈する確率が低いと仮定すると、若者無症状感染者は着実に増えていると考えられる。即ち、若者無症状感染者は1名の無症状感染者は2名より多く他人に感染させてきた、幾何級数的ではないが、着実に増えている。

(いや、無症状感染者は幾何級数的に増えているはずだと言い始めた専門家がいるが、なにをいまさら。 だれが、 早晩破綻する<クラスターもぐらたたき方式>を言い出したのだ。 時間を稼いで、検査体制と医療体制を構築するならまだしも、何もできてないじゃないか。ちゃんとデータを集めてから言ってくれ。)


以上のことが本当であれば、憂うことでなく、これから述べるプランにとってとても歓迎すべきことなのである。
i) すでに完治した無症状感染者が多数存在する
ii) 感染しても高い確率で無症状となる人の集団が存在する。

感染者数が増加の一途をたどっていること、経済活動がストップし、それを脱する見通しが立たないこと、この暗い流れを、希望の光に変えることが目的で以下を書いている。荒唐無稽と言わずに、このアイデアを改良して実行可能なプランとするようにサポートしてほしい。

すでに感染し免疫を持ちしかも他人に感染させない人が最強の人である。
これを<最優秀者>とする。この方はどの企業でも、どのお店でももっとも優遇される人物なのである。どの地方にも移動することが出来る。最強の人である。この方は<コロナクラブ会員>というお墨付きのカード(証明書)を付与される。
次に現在感染をしているが、まだ他人に感染させる能力を持つ人、これは最優秀者の予備群であり<準優秀者>である。はやく<最優秀者>となるよう努力すればよい。
まだ感染していない方はただの<一般人>である。
将来、感染しても高い確率で無症状となる人を見分けることが出来るようになるとこの方は<期待の人>、これから外れる人、すなわち重症化する可能性のある方は<要注意者>と2手に分かれる。

<最優秀者>は社会でバリバリ働いて、バリバリ遊ぶ
<準優秀者>は早く治し、<最優秀者>の取得をめざす
<期待の人>は<最優秀者>の補助を行いながら限定された社会活動をする
<要注意者>は厳密に自粛

コロナ感染者に対する風評被害はありえない。コロナ感染者は憧れのステータスとなる。
すでに無症状感染者が世の中に多く存在していることは、このプランを推進する大きな原動力となるのである。
このプランの前提となるのはこの4グループの判定方法が存在することである。

それについて述べる。




<最優秀者>を選び出すには、抗体検査とPCR検査のコンビネーションが必要である。
この検査システムを野外に設置して、希望者全てを検査する。抗体検査だけで判定できる場合があるので、PCR検査の数を減らせるかもしれない。<最優秀者>のステータスをえたいから、検査を希望する方は多い。ただ隔離される可能性もあることは覚悟する必要がある。




雑駁に言うと、IgG陽性、PCR陰性が<最優秀者>の認定を得られる。
隔離に回った方もこの条件を満たせば<最優秀者>の認定を得られる。
細かく言うと色々問題がある。例えば、PCRは偽陰性が多く、陰性イコール感染力を持たないという完全な証明にならない。これは一定期間ごとにPCR検査を繰り返し、再陽性になった場合は<最優秀者>のライセンスを取り消す。いつまで免疫力が継続するかも現在不明なのである。この検査システムの細かいことをいうととても複雑になるので、次回に回す。ただ、このシステムのテストランを実施すると、医者の判断を加味して、問題点を解決できる妥当なプロトコルを決められるはずだ。

最近になってPCR検査の数を増やせという意見ばかりが増加しているが、抗体検査に関するコメントが殆ど無い。これは誤りだ。しっかりしたグランドデザインをもって、一気に実行すべきだ。ドイツがいい、韓国がいいなどという必要なない。他国は参考にするが、自分で考えよう。

問題は<一般人>を<期待の人>と<要注意者>を分ける検査法である。残念ながら現在は無い。なぜか、このコロナはこの2手に極端に分かれる性質を持つように思われる。このシステムが流れてゆくうちに、今まで手に入らなかった、無症状感染者の情報を大量に得ることが出来る。これによりどのような方が無症状感染者となるかが解ってくることが期待できる。<一般人>はしばらく自粛してお待ち願うことになる。もう一度いうが、しっかりしたグランドデザインが必要なのだ。検査を受けに来た人からどのような情報を取得するか、その人を追跡できるフォローアップ体制を作っておくなど、最初にプランを決めておかねばならない。単に全員検査と言っているのではない。無論陽性者を隔離する施設を充実しておくことは必須である。

現在すでに多くの無症状感染者が世の中にいることにより、このシステムでこれを見つけ出し、多くの<最優秀者>を発見して、このプランのテストランを始めることが出来る。

これ以上、長くなると読む方がいなくなるので、次回に回す。説明の追加と、検査システムおよび医療体制、隔離システムに関して次回述べる。

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Newアート考察3 伝統工芸に<革新>はあるか? 必要か? その7 能登島ガラス美術館-2

2020-04-08 19:06:19 | 写真日記
Newアート考察3 伝統工芸に<革新>はあるか? 必要か? その7 能登島ガラス美術館-2

2020-2-6

能登島ガラス美術館のショップには古い展示会目録がディスカウントされていっぱいおいてありました。重たいので2冊だけ買ってみました。なぜか2002年と1994年というとっても古いものを買いました。その中からほんの少し選んでみました。相当古いから、2019年の国際コンペティションとはずいぶん違っています。先入観無して、目についた作品を少し載せます。20年、30年たつとガラス工芸の世界はどのような変化があったのか。たまたま載せた方はネットで情報をとりました。すでに大家になっている方が多く、さすがだなと思います。一方、ネット情報が希薄になってしまった方もいます。今はどうしているのかな?

パート・ド・ヴェールが多い。ちょうど、いま習っているパート・ド・ヴェールと同じ出来具合です。 気泡が入っている。ということは、最近のガラス手法の中心は以前流行ったパート・ド・ヴェールとは手法が違ってきたということになります。現在の作品の多くは気泡がない全くの透明になっています。これが魅力的です。透明感を中心におくことが出来ると、不透明なものの対比や」、削り込みが生きてきます。教室の先生がいうには、金属との対比が流行しているとのことです。


引用文間1
海の起源、関光行  パート・ド・ヴェール、ラッカー、白色セメント 2002日本現代ガラス展・能登

関光行(セキ テルユキ)
1935寝ん神奈川県生まれ
横浜国立大学教養部美術科卒

当方はこの作品をとてもきにいっているのですが、関光行さんのネット情報は残念ながら見つかりませんでした。現在はもう作品を作っていないのかな、残念。


引用文献1
Peace of mind、高橋真紀子 パート・ド・ヴェール、接着、ソケット台、電球 2002日本現代ガラス展・能登

1998年 武蔵野美術大学短期大学部工芸デザイン科卒業
2000年 東京ガラス工芸研究所 卒業
2010年 神奈川県相模原市にSTUDIO BAU GLASSを設立


高橋真紀子 ネット情報


高橋真紀子 ネット情報


高橋真紀子 ネット情報

いやはや、この方の美的センスは太陽が西から登っても当方にはまねできません。


引用文献1
海流、野田由美子 宙吹き、切断、サンドブラスト、フュージング、スランピング、銀箔、金箔、金彩 2002日本現代ガラス展・能登

野田由美子さんは一つ前のブログで選んでいたことをわすれていました。またここで選んだということで、当方にとってよほど気になる作家さんということです。


引用文献2
断層、西村聖  打刻とカット 1994 日本現代ガラス展、審査員作品

西村聖さんは大家のようですが、ネットで当方に役立ちそうな作品情報見つかりませんでした。まっすぐなカッティングが気になるのです。



引用文献2
内なる輪郭、 佐藤新平  コールドチャスティング、サンドブラスト、接着、ペンシル・ドローイング 1994 日本現代ガラス展、審査員作品

1953  福島県に生まれる
1978  サンフランシスコ・アカデミー・オブ・アート・カレッジ留学 (U.S.A.)

佐藤新平さんはステンドグラスの大家であることがわかりました。このような置物風作品も作るようです。


佐藤新平さんのHPから一つだけ載せさせてください。とってもすごいステンドグラスを作られるので、唖然としています。 まさにガラスとアートの融合です。すごい、すごい。


引用文献2
でっぱり、家住利男 接着、研磨 1994 日本現代ガラス展、公募作品


家住利男 ネット情報


家住利男 ネット情報

家住利男 (イエズミトシオ)
1954年栃木県足利市に生れる
1983年東京ガラス研究所
1985年より、板硝子を素材に制作を始める。作品は板硝子を何層にも重ねて砥ぎ出すなどして、光の反射による見え方の違いを感じることのできるものとなっている。素材の魅力を生かしながら、その表面に幻想的な質感の変化を表現している。
家住利男氏のHPより
<私の作品は全て数種類の板ガラスによって作られています。
手順は彫刻の準備過程である板ガラスを接着して板ガラスの塊を作る作業から始まり、塊を所定の大きさの直方体に仕上げることで準備が終わります。
その後、ガラスの直方体をダイヤモンドブレードで目的の形態に掘り進めていきます。ダイヤモンドブレードで目的の形態に近づけた後、#60,#150,#300,#500,#800,#1000,#1500と表面を順次細かい粒子で研磨します。最後にフェルトバフ+セリウムで表面を透明に磨き上げます。
研磨された作品はもともとの板ガラスが持つ均質かつ硬質な透明性がなくなり、暖かみのある緑色の透明性を持つようになります。私はこの作品の内側に生まれる緑色の透明な空間がたまらなく好きです。
削るという行為は板ガラスの透明性を変化させられます。
掲載している作品はガラスの種類・形・置き方により作品の内側に作られる透明性のバリエーションであり、自分は何に関心があり何をどのように見ているのだろうとの問いかけのその時その時の答えです。>

主張がはっきりしていていいですね。尊敬します。


引用文献2
本当の部分、石川くるみ パート・ド・ヴェール、接着1994 日本現代ガラス展、公募作品

ガラス作家 石川 くるみ Kurumi Conley
1971年生まれ
女子美術大学工芸科ガラス専攻卒
オレゴン州ポートランド市の自宅工房でガラス制作

<材料は地元ポートランドにある板ガラス工場で製産されている色板ガラスです。
切ったり、砕いたり、溶かしたりして、最後に電気炉で溶かしあわせ成形します。>


石川くるみさんのブログより
現在はフージングが専門のようです。


引用文献2
飛離飛行、鳥海綾子 パート・ド・ヴェール、キルンキャスティング、研磨 1994 日本現代ガラス展、公募作品

鳥海綾子
昭和女子大学短期大学部初等教育学科卒業
・東京ガラス工芸研究所にてガラス工芸を学ぶ。(1990年研究科終了)
・グラスアート宮崎綾工房


鳥海綾子 ネット情報

同方向のアート作品をネットで見つけました。


引用文献2
疾走、野見山まゆみ パート・ド・ヴェール、板ガラス接着 1994 日本現代ガラス展、公募作品

野見山まゆみさんはネットで当方に役立ちそうな作品情報見つかりません。こういうアートの世界から足を洗ってしまったのかな。この作品は当方にとっても参考になるのですが、今は何を作っているのかな、知りたいな。


引用文献2
おはよう、吉田裕子  キャスト、接着、研磨 1994 日本現代ガラス展、公募作品

吉田浩子 yoshida hiroko
岩手生まれ。
秋田でガラスを学ぶ。
山梨、岩手で工房スタッフ。
現在高知県在住。工房をレンタルしながら吹きガラス制作。

吉田裕子さんはネットで当方に役立ちそうな作品情報見つかりません。この方も最近のアート作品がわからないで残念です。



能登島ガラス美術館の周りにはガラスの展示物がいっぱいおいてあります。







丘を下って、バス停に着きます。まだ、バスがくるまで1時間あります。ここは道の駅があるので、バスの時間まで道の駅で時間をつぶせばいいとおもって、美術館を出たのですが、愕然。道の駅はお休みでした。雪の降る中どうしよう、また雪の丘を登るのか! 道の駅の裏にガラス工房があることに気が付きました。頼み込んで、ショップやガラス体験のための待合スペースなどで時間をつぶすことを了解してもらいました。


能登島ガラス工房

ショップには色々なガラス作品が売っていて、これは参考になります。展示会のアート作品と違って、売り物はどんな傾向にあるのでしょう?




高橋真人さんは能登島ガラス工房のスタッフ


ネット情報
高橋真人さんは<のと風鈴>も作っています。ネットで売っています。





菊池 正博(きくち まさひろ)さんも能登島ガラス工房のスタッフ

ネットを調べると以前の二人ガラス展が出ていました。


ネット情報
<ガラス学校で出会ってから25年。石川県・能登島ガラス工房の総支配人になった菊池正博と自由が丘で HALI'S Glass Art Studio を 主宰する由水直樹二人による Glass Session をお楽しみ下されば幸いです。> ガラス学校とは東京ガラス工芸研究所で、これまで紹介してきた作家さんの多くがこの学校を母体としています。由水直樹さんは当方の先生。


菊池 正博


岩橋 香純



岩橋 香純(いわはし かすみ)さんも能登島ガラス工房のスタッフ

東京に帰って、Hali`sガラス・スタジオに行ってこの話をすると、先生の由水さんが、この能登島の工房はお父さんが作ったのであるとおっしゃいます。なるほどそうか、少しずつガラス工芸の世界が見えてきました。この後はバスと特急で金沢にもどり、再び九谷焼探検に挑戦したことは昨日書きました。次回は最後にたずねた富山のガラス美術館をレポートします。

引用文献1、2002日本現代ガラス展・能登島/石川県能登島ガラス美術館
引用文献2、日本現代ガラス展1994 図録・能登島/石川県能登島ガラス美術館 


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Newアート考察3 伝統工芸に<革新>はあるか? 必要か? その6 能登島ガラス美術館-1

2020-04-07 17:03:50 | 旅行
Newアート考察3 伝統工芸に<革新>はあるか? 必要か? その6 能登島ガラス美術館-1

2020-2-6
金沢の町は朝から雪がちらついています。さすがに寒い。七尾線に乗って、七尾まで行き、バスで能登島のガラス美術館を訪れました。



七尾線の車窓は、雪が少し積って眺め的にはいい雰囲気になっています。しかし、どこまで降るのだろうか? 電車が止まってしまうとえらいことになります。以前、京都を出発し、越前から金沢へ泊って、白川郷へ日帰りバスツアーしたときは、ものすごい雪で、バスも電車もストップ寸前になり、実際我々が金沢から京都へ脱出した後、電車は全面ストップして、車中泊となり、危機一髪の脱出だったのです。


能登島ガラス美術館





わざわざ、能登島まで訪れたのは、ここで国際ガラス展、金沢2019がおこなわれているからです。この展覧会はまず2019年10月30日から金沢市内で行われ、その後能登島に巡回したものです。今回の旅において、金沢で意義ある展示会はないものかと探して見つけました。2020年2月16日までですから、滑り込みでラッキーでした。

まずは受賞作品から。


引用文献1 
大賞、胎動‘1-3 津守秀憲 セラミックとガラスの混合材料を使った混合焼成・キルンワーク
1986年 東京生まれ、33才
磐田市新造形創造館
多摩美術大学 美術学部工芸学科ガラスプログラム 卒
富山ガラス造形研究所 造形科 卒
金沢卯辰山工芸工房
現、富山ガラス造形研究所 助手


津守秀憲 金沢、ArtShop 月映のHPより


津守秀憲 金沢、ArtShop 月映のHPより


津守秀憲 金沢、ArtShop 月映のHPより

津守秀憲さんは<ガラスから作品を作り続けていると、「ガラスのキラキラに疲れてきて」何か別の表現がないか素材の研究をした>と言う。本当に陶土とガラスをある比率で混合しているようです。
あいたたた! 当方は陶芸とガラス工芸のドッキングをこころみているのですが、素材から混ぜちゃうとはこれいかに! 陶土とガラスのキメラまではやろうと思って計画にはいっていたのですが。完全に混ぜるとは、考えてみれば、セラミックもガラスも親戚だから、なにもおかしな話でない。負け惜しみを言うと、この方向のままでは、当方の目指す絵画的アプローチがやりにくい。

余談ですが、セラミックとガラスの混合材料をネットで調べると、セラミックとガラスの混合素材としてはガラスセラミックというのがあるようです。ガラスを加工して作る結晶化ガラスといって、熱膨張率が0であるために、球熱急冷に強いという特徴を持つ。日本電子硝子からネオセラムという名で売り出されています。ガラスは色々な素材が開発されているようで、色々楽しそうです。

ガラス工芸分野は、まだまだ新しいテクニックが開発され、それにより革新が生まれる余地が陶芸よりずっとある。という感想を一発目からガツンときたわけです。


引用文献1
金賞、散華 田上恵美子・拓

田上恵美子 1955年 神戸生まれ  
立命館大学文学部哲学科心理学専攻卒
トンボ玉やコアガラス作家

田上拓
田上恵美子さんのご子息で、トンボ玉やコアガラス作家


田上恵美子さんのHPより


田上恵美子さんのHPより

金賞作品は写真が悪くて、本来の美しさが全くつたわりません。引用文献からの写真は引用ということを強調するためにしかたなく小さくしているので、ますます魅力がおちてします。
透明な立方体に金色の細かいスジがはいった薄い葉っぱのような形がまとわりついているのです。金箔、銀箔を使っています。技法はランプワーク、サンドブラスト、キルンワーク、研磨とあります。ランプワークとはバーナーワークのことで、トンボ玉もそうです。バーナーをつかってガラスを融解、成型します。

良くわからないのですが、コアガラスとは、吹きガラス以前の古い手法で、<金属棒の先に耐火粘土等でコア(核)を造り、溶かしたガラスで覆い整形徐冷し、中のコアを掻きだし仕上げる>とあるので、金賞作品や田上恵美子さんのHPよりの1番目の作品はコアガラス手法が使われているように見えます(ちがうかな???) 金や銀をからめて、細かい細工はとても魅力的。コアガラス(???)の陶器に近い感触と磨いた透明なガラスとの対比はいいですね。

何のことはない、陶芸とガラス工芸のドッキングにおける相乗的効果のヒントにこんなすぐにお目にかかれるとは! 要するに、陶器とカラスの中間的質感を組み合わせればいいのだ。 当方は何も知らずに陶芸とガラス工芸のドッキングは新しいアプローチと勝手に粋がっていたけれど、皆あれこれやっているのだ。当方はほんとどうしようもない素人だよ。


引用文献1
銀賞、Natural Verse 塚田美登里 フュージング、サギング、コールドワーク

塚田 美登里(Midori Tsukada)
1972 岐阜県生まれ
2002 富山ガラス造形研究所研究科修了
2002-04 金沢卯辰山工芸工房研修者
2004-06 秋田公立美術工芸短期大学教務補助
2006-11 金沢卯辰山工芸工房 専門員


塚田美登里 ネット情報


塚田美登里 ネット情報


銀賞作品の作り方でサギングというのはガラスを窯中で熱して垂れ下らせて器などを作るフュージングとペアでよく使われる技法です。この垂れ下がる感覚が陶器ではでないので、当方が憧れる技法です。今年中にサギングをぜひマスターしたい。
フュージング&サギングはいいですね。塚田美登里さんのところに弟子入りしたい。


引用文献1
銀賞、色がある壁、張慶南 
張 慶南 (ちゃん きょんなん)
1964 韓国生まれ
1992 弘益大学校美術大学金属工芸科卒業 (韓国)
1998 富山ガラス造形研究所研究科修了
2003 倉敷芸術科学大学大学院修了
現在 倉敷芸術科学大学常勤講師


張 慶南 ネット情報

銀賞作品、これも写真ではいいところが全く出ません。ガラスをとかして型にいれるホットキャスト製法で複数のブロックを作って、それをまとめて再び熱してキルンワーク、研磨したのでしょう。ブロック間の色と形がデリケートな幻想を作っています。

この展示会の作品はいろいろ凝っていることもあり、現物を見ないと良さがわかりません。当方にとって初めてのガラスの国際コンペティションでしたが、訪れてよかったと思っています。ガラス教室の先生に何でこのようなガラス・コンペティションを東京でやらないのかときいたら、ガラス・コンペティションなど東京ではスポンサーがつかない。地方だから補助金も出るし、スポンサーもつく、マスコミも取り上げる、とのことでした。なんともはや。

銀賞や奨励賞、その他入選作品が多数あるのですが、みな載せるわけにもゆきません。賞とは関係なく、個人的に注目した作品をいくつか載せます。


引用文献1
Expendable Being, Kim Namdoo

積み木、レゴの形をしたブロック集合体です。Expendable Beingはどういう意味かよくわかりませんが、人は同じような型にはめられて消耗品のようになってゆくという意味でしょうか? 当方はブロック陶器が現在のテーマの一つなので、ブロック集合体が見手にどのような印象を与えるか興味あったのです。


引用文献1
Blue Fish, Klein Vladimir
チェコスロバキア生まれ

これも実物を見ないと面白みがわかりません。Klein Vladimirはとっても透明なガラス立体作品をベースとして、これを様々な方法でカッティングして仕上げることを得意としているようです。

この作品はWaterjet cutting, やノミやオノでカッティングしています。このカッティングの味がとても魅力的です。


Klein Vladimir ネット情報


Klein Vladimirと思われる? ネット情報


Klein Vladimirと思われる? ネット情報


引用文献1
Sakura Leaf, Masitova Ivana
チェコスロバキア生まれ

Klein Vladimirとよく似ています。
ガラスを溶かして、型にいれ、カット研磨したと思いますが、当方にはこの透明度が断然魅力的です。


この展示会の作品はどれを見てもきれいな透明です。当方が現在教えてもらっているキルンワーク、パート・ド・ヴェールはどうしても気泡が入ってしまいます。ガラスは透明でなければおもしろくない。ホットキャストならこんなに透明になるのでしょうか? 先生によると最近透明ガラスブロックが売っているから、それを使えばキルンワークで出来ると言います。
どうしても完全な透明体を作りたい、前途多難です。


引用文献1
The Rising Sun, Borkovics Peter


Borkovics Peter ネット情報


Borkovics Peter ネット情報

この方は同じと思われる手法で上のような同方向の作品を作っています。
おそらくホット・キャスティングでパーツを作って、後で集合したのでしょう。それにして作り方を詳しく聞いたら、なるほどと、とっても感心するにちがいありません。


引用文献1
分子構造、野田由美子

野田由美子(のだゆみこ)
多摩美術大学卒
イリノイ州立大学大学院美術学部ガラス課卒
東京の新島に工房をもって活躍しているようです。


野田由美子 ネット情報

彼女のHPでは、<私の作品は色ガラスの材料を作るところから始まります。 宙吹きで作った様々の表情を持った色ガラスを切り、組み合わせて溶着し一枚のガラスを作ります。それを、電気炉で熱して型に合わせて曲げたり、もう一度吹き竿に巻き取って容器の形に仕上げたりして作品を作っています>と書いてあります。
入選作品の作り方は、宙吹き、サンドブラスト、フュージング、ロールアップ、モールドフローイングとかいてあります。吹きガラスの母体に、色々な絵柄のガラス板を融合して張り付けていったのでしょう。この模様は陶芸でもできそうですが、どうしたらいいのかな? 絵柄を持つピースをいくつか作って、後で融合することを陶芸でも出来るかもしれない、やる気を起こさせます。


引用文献1
Double Sunflower 2019, Jacobs Camile


Jacobs Camile ネット情報


Jacobs Camile ネット情報

ネットでは
基本はフュージングで複数のガラス層を重ね合わせ、スランピング(型にそわして熱で成形する)でまとめたのでしょう。ガラス層への色の付け方はシルクスクリーンを使うとか、ニスをぬって焼くとか、よくわかりません??

能登島ガラス美術館レポートは予想より長くなったので、2手に分けます。明日も続きです。よろしく。

引用文献1:The international Exhibition of Glass KANAZAWA 2019







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