気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“新生Vポイント(CCCMKホールディングス)”とは

2024-05-05 23:46:27 | マーケティング・消費者行動

カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と三井住友フィナンシャルグループ(FG)のポイント事業が統合し、2024年4月22日よりサービスを開始した共通ポイントです。CCCの「Tポイント」と三井住友FGの「Vポイント」が統合し、改めて新生「Vポイント」(”青と黄色の『Vポイント』”)としてスタートしました。運営会社であるCCCMKホールディングスへの出資割合は、CCCが6割、三井住友FGが4割となっているようです。

統合した背景として、共通ポイントで先行する、楽天グループの「楽天ポイント」(1.4億会員、注:楽天ID数)、NTTドコモの「dポイント」(9800万会員)、ソフトバンク系の「PayPayポイント」(6300万会員、注:アプリ登録者数)、KDDI系の「Pontaポイント」(1.1億会員)といった携帯大手4社の共通ポイントへの対抗意識が働いたようです。

知名度は高い(〇)もののDVDレンタル市場の縮小で苦戦している(△)”Tポイント”側と世界200か国・地域以上の1億店以上のVisa加盟店で利用できる(特に利便性の高いタッチ決済型クレジットカードで利用できる)(〇)ものの知名度に課題のあった(△)”Vポイント”側との思惑が一致した結果のようです。

Tポイント会員数とVポイント会員数を単純に合計すると1億5000万程度で、重複しないで数えた会員数では8600万程度になるようです。新生Vポイントが利用できる店舗は、既存Tポイント提携先の15万店舗および国内外のVisa加盟店(注:国内で750万店舗、世界で1億店舗)です。

なお、2024年4月22日以降、それまでのTポイント、Vポイントは、IDで連携させることにより合算できるようです。

プレスリリース(2024.1.9)のサイトは、chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.cccmkhd.co.jp/news/20240109_cccmkhd_vpointstart.pdfです。


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« "スマートリング(エブリング... | トップ | “偽(にせ)広告”とは »
最新の画像もっと見る

マーケティング・消費者行動」カテゴリの最新記事