寒晴や夕日の当たる林抜け
寒さが厳しい日の晴天のことをいう。
大気は冴え冴えと澄み渡り、空は抜けるように青い。
冬晴という季語に対し、寒晴には身が引き締まるような厳しい語感がある。
寒晴の中、林を歩いて抜けた。
林には夕日が当たっていた。
寒晴や夕月すでに橋の上
寒晴や夕日の当たる林抜け
寒さが厳しい日の晴天のことをいう。
大気は冴え冴えと澄み渡り、空は抜けるように青い。
冬晴という季語に対し、寒晴には身が引き締まるような厳しい語感がある。
寒晴の中、林を歩いて抜けた。
林には夕日が当たっていた。
寒晴や夕月すでに橋の上
冬落暉この一年を振り返り
冬に見られる入日をいう。
冬の日は夏とは違い南西に沈む。
日差しの強さは弱まるが、寒気のなかの夕日は非常に眩しく感じられる。
散策の終わりの方になると、冬落暉が見られた。
入日を見ながらこの一年、いろいろなことがあったことを振り返った。
武蔵野に残る林や冬落暉
足軽きことありがたし冬の雲
冬に現れる雲をいう。
晴れた青空に広がる雲もあり、雪催いのどんよりとした雲もある。
晴れた日に見られる美しい雲は主に積雲や層積雲などであり、また、大雪をもたらす雲は主に積乱雲である。
足取りが軽く歩けるということはありがたいことである。
様々な形の冬の雲を眺めながら歩いた。
冬雲の燃ゆるもありて暮れむとす
林間を歩きあるきて冬日没る
冬の太陽が沈むことをいう。
寒気のなかの冬日差しは暖かくありがたいものである。
それが地平線に沈むのは寂しく、沈むと急に寒さが襲ってくる。
「冬落暉」も輝きながら沈む冬の入日をいう。
一日中林間を歩きに歩いた。
その結果、冬の入日を見ることとなった。
冬落暉明日の安寧祈りゐて