
紫陽花や天主堂へと坂がかり


ユキノシタ科の落葉低木。
額紫陽花を改良して作られた園芸品種。
日本原産。
梅雨の時季、枝先に小さな花が球状に集まる。
花びらのように見えるのは萼で、蘂のように見えるのが花。
花の色が白から青、紫、桃色などに変化してゆくことから「七変
化」の別名をもつ。

浦上天主堂
浦上天主堂は小高い丘の上にある。
そのため、坂を上っていかなければならなかった。
脇から上る坂には、すでに紫陽花が大きな毬となっていた。

紫陽花の白し唐人屋敷跡

唐人屋敷跡
密貿易などを防ぐ目的で作られたという中国人居留地跡。
かつては、二・三千人が暮らせる長屋が数十棟建ち並んでいた
という。

出島、カピタン部屋のある館
出島は現在、江戸時代や明治時代にあった建物を復元しつつあ
る。
すでに十数棟が復元され、中には出島で出土した展示品などが
あり、なかなかの見ごたえがあった。
通りの脇には紫陽花が綺麗に花を咲かせていた。

あぢさゐに雨の出島となりにけり

