俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

茂り

2015-06-24 | 俳句・夏・植物




鳥鳴いて鴫立庵の茂りかな



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夏の樹木の鬱蒼と生い茂った状態をいう。

初めて鴫立庵を訪れた。

この辺りは、西行法師の《こころなき身にもあはれは知られけり鴫

立沢の秋の夕暮》で知られ、寛文四年(1664)の頃、小田原の崇雪

が石仏の五智如来をこの地に運んで草庵を結び、西行寺を作ろう

とした。

その後、元禄八年(1695)の頃、紀行家として知られ、俳諧師でも

あった大淀三千風が庵を再興し、鴫立庵第一世の庵主となった。

その後有名な俳人が庵主となって連綿と続き、現在は二十二世で

ある。




鴫立沢


茂りたる中に鴫立沢ありぬ




芭蕉句碑


茂り葉や円筒形の芭蕉句碑




西行笠懸けの松


  西行の
笠懸けの松も茂りの中にあり




白鶺鴒の子


幼鳥の親鳥を待つ茂みかな



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