青鳩の降りし礁や波しぶき
ハト目ハト科の鳥。
日本、中国東南部、台湾に分布する。
日本では本州以南の山地の広葉樹林に、北海道では平地に生
息する。
夏の間、岩礁海岸に海水を飲みにくるという性質がある。
そのため、夏の季語となっている。
青鳩(雄)
背面は緑色、胸は黄緑色。
雄は肩部が柴褐色、雌は暗緑色。
オーアオー、アーオなどとなくので、尺八鳩とも呼ばれる。
人に案内されて、大磯の照ヶ崎に青鳩を見に行った。
ここは、青鳩が海水を飲みに来るので知られているところだとい
う。
暫くすると、三十羽位の青鳩の群れが旋回して礁に降りた。
すると、本当に礁に溜った海水を飲んでいた。
時折、礁の向こうに波しぶきが上がった。
スコープを通して初めて見せてもらったが、オリーブ色をして綺
麗な鳩であった。
雄は胸が黄色、肩からの羽の色が柴褐色とより鮮やかな色をし
ていた。
青鳩の束の間海へ出て舞へり