俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

2015-11-03 | 俳句・秋・動物




鵙鳴かぬときあり夕日受けをれば



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モズ科の鳥。

雄は背が灰色で頭と腹が茶褐色。

黒い過眼線がある。

雌は褐色で、過眼線は目立たない。

秋、高い木の天辺に止まって尾を上下に振りながら、キーッ、キ

ーッと鋭い声で鳴く。

猛禽類で、昆虫、蛙、小鳥までも捕食する。

春から秋にこれらのえさを木の枝に突き刺しておき、冬に食べる

習性があり、「鵙の早贄」といわれている。







単線の駅に着いてベンチで電車を待っていると、目の前の電線

に鵙が止まってしばらくじっとしていた。

鵙は夕日を受けて、一声も上げなかった。






夕鵙や中学生と電車待ち



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