俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

落花

2016-04-11 | 俳句・春・植物




禅寺の池へ落花の頻りなり



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桜の花がはらはらと散る様子、または地に散って絨毯のよ

うに敷いた花びらをいう。







甲州の恵林寺を訪れた。

この寺は1582年織田信長の焼き討ちにあったことで知られ

ている。

時の住持快川禅師は「心頭を滅却すれば火もまた自ずから

涼し」と言って火中に没した。







恵林寺の池には満開を過ぎた桜が夥しいほど散っていた。






焼討に遭ひたる寺の落花かな



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