春雨や博物館へ道広く
単に、春に降る雨というだけでなく、しっとりとした趣のある
雨である。
国立博物館本館
春雨に傘をさしながら上野の国立博物館を訪れた。
国立博物館平成館
平成館で開催されている「仁和寺と御室派のみほとけ」展
(3月11日まで)を拝観するためである。
寒い雨の日なのですいていると思って行ったが、豈図らんや
40分待ちの長蛇の列ができていた。
仁和寺観音堂の再現
中に入っても非常に混んでいて、人の後ろから観るしかな
かった。
ここは唯一写真撮影が許されているコーナーで、皆スマホ
で写真を撮っていた。
全体的に平安時代の優れた仏像が多く、中でも国宝の千手
観音菩薩像は圧巻であった。
寒い中、春雨がしとしとと降っていた。
上野の国立博物館へ向かう道は、雨に濡れながらも広々と
していた。
春雨や「カレーの市民」黒く濡れ