俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

踏青

2022-04-27 | 俳句・春・植物




耳慣れし瀬音間近に青き踏む




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陰暦三月三日に野に出て、青々と萌え出た草の上を

歩き、宴を催したのは中国の習俗にならったもので

ある。







今ではその日に限らず、春の青々とした草の上を踏む

ことをいう。







野の道や野原を歩く気分の爽快さが、そのまま伝わ

ってくる。







足でじかに踏む実感が元になり、春の喜びを身体で

満喫することがこの季語の本意といえる。







いつも歩いている川堤を歩いた。

耳慣れた瀬音を聞きながら、青々としてきた草の上を

歩いた。






踏青や戦のかの地想ひつつ




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