耳慣れし瀬音間近に青き踏む
にほんブログ村
俳句・短歌ランキング
陰暦三月三日に野に出て、青々と萌え出た草の上を
歩き、宴を催したのは中国の習俗にならったもので
ある。
今ではその日に限らず、春の青々とした草の上を踏む
ことをいう。
野の道や野原を歩く気分の爽快さが、そのまま伝わ
ってくる。
足でじかに踏む実感が元になり、春の喜びを身体で
満喫することがこの季語の本意といえる。
いつも歩いている川堤を歩いた。
耳慣れた瀬音を聞きながら、青々としてきた草の上を
歩いた。
踏青や戦のかの地想ひつつ
にほんブログ村
俳句・短歌ランキング