俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

灸花

2022-08-03 | 俳句・夏・植物

 

 

夕暮れて畑の茶垣の灸花

 

 

 

 

 

 

アカネ科の多年生蔓草。

藪、生垣、樹林などに自生し、他のものによく絡まる。

 

 

 

 

 

 

八~九月頃、鐘状でふちが五裂、内側が紅紫色をした灰白色の小花をつける。

 

 

 

 

 

 

花が灸の色や形に似ていることから灸花という。

全体に臭気があり、屁糞葛の名がある。

 

 

 

 

 

 

歩いていると夕暮れになってきた。

畑の茶垣に絡んだ灸花がたくさん咲いていた。

 

 

 

 

 

プーチンに灸を据ゑたしやいと花

 

 

 

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青無花果

2022-08-03 | 俳句・夏・植物

 

 

青無花果無用の用といふことば

 

 

 

 

 

 

クワ科の落葉小高木。

西南アジア原産。

 

 

 

 

 

 

果実の成熟は年二回で夏果、秋果がある。

 

 

 

 

 

 

夏果は前年についた幼果が越冬して夏熟するもので、その熟する前の新枝に生っている青い卵形の実をいう。

 

 

 

 

 

 

歩いていると、青無花果が生っていた。

それを見ていると、「無用の用」という言葉が浮かんだ。

 

 

 

 

 

青無花果やうやく日差し弱まりぬ

 

 

 

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