川岸に咲いて臭木の匂ひけり
クマツヅラ科の落葉小高木。
山野の日当たりのよいところに自生する。
八月頃、枝先の葉腋から長い柄のある集散花序を出して、芳香のある白い花を多数つける。
花は先の五裂した筒状花で、蕊が外に長く突き出る。
枝や葉を傷つけると悪臭がするのでこの名がある。
川岸に臭木の花が咲いていた。
近くまで行くとよい香りがしたので、すぐにそれと分かった。
生くるためけふも歩かむ花臭木