俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

浦島草

2013-05-06 | 俳句・夏・植物




屈みても浦島草の鬚長し


サトイモ科の多年草。

山林の陰湿地に自生する。

葉は太い柄の先につき、鳥の足状に大きく裂けている。

五月頃、葉柄の先に花序を包むようにした仏焔苞をつける。

花序の先端は黒紫色の鞭状となって垂れ下がる。

その様子を浦島太郎が釣糸を垂れている姿に見立ててこの名がつい

た。

林内に浦島草が咲いていた。

蝮草のようなグロテスクな変わった花である。

鬚のようなものは長いと思ったが、屈んでみてもやはり長かった。






浦島草翁となるはいつのこと



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