霊園に門扉などなし沈丁花
ジンチョウゲ科の常緑低木。
中国原産。
庭木として植えられる。
漢名は瑞香。
三月~四月頃、赤い小花を球状につける。
開花すると四裂の白い花びらの内側を見せる。
星形の花弁のように見えるのは蕚片。
白色種もある。
甘く強い香りが特徴。
和名の「沈丁花」は、沈香と丁字の香りを併せ持つからとも、香りは沈香で花の形は丁字であるからともいわれる。
霊園の入口に沈丁花が咲いていた。
その霊園には門扉などはなかった。
坂上りきて沈丁の香なりけり