池めぐりきて逆光の枯芒
穂も葉も枯れ尽くした芒をいう。
風に吹かれる姿は侘しいが、そこにまた一つの風情がある。
芭蕉や蕪村には「枯尾花」の用例が多く、花穂の枯れようの哀れを中心に詠んでいる。
だが、現代では「枯芒」と詠むのが一般的で、華やかさも詠むようになった。
池の周りを歩いてくると枯芒が群生していた。
そこから見ると、枯芒は逆光で輝いて見えた。
水車小屋前奔放や枯すすき