俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

冬木

2013-01-19 | 俳句・冬・植物


かつて村ありし処の冬木かな

冬枯れの木をいう。常緑樹にも用いるが、普通は葉の落ちた裸木に用いる方が多く、「冬木」の感じがある。渡良瀬遊水地を訪れた。ここは、栃木、群馬、埼玉、茨城の四県にまたがり、面積約33㎢という広大な土地で、ほとんどが蘆原となっている。旧谷中村があったところには大きな木と墓石、庚申塔、石仏などが蘆原の中に残っていた。その木は冬木となり枝の妙を見せていた。

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傍らに墓石のある冬木かな


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