俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

夏の鴨

2014-07-26 | 俳句・夏・植物




一羽のみ畦にきてをり夏の鴨



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ガンカモ科の鴨で軽鴨のこと。

留鳥として繁殖し、四季を通して見られる。

どうしたことか田圃の畦道に一羽だけ夏鴨がきていた。






余念なし夏鴨のその羽繕ひ



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羊蹄(ぎしぎし)の花

2014-07-25 | 俳句・夏・植物




ぎしぎしとふ奇妙な名なり佇みぬ



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タデ科の多年草。

道端、野原、畦などの湿地に自生。

夏、枝先の節々に淡緑色の小花を輪生し、細い円錐状の花穂を出す。

ぎしぎしという名はどうしてついたのだろうか。

不思議に思い、その前に佇んだ。






羊蹄の花や疲るるまで歩き



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水馬(あめんぼ)

2014-07-24 | 俳句・夏・動物




藻の上を流されつつもあめんぼう



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アメンボ科の水生昆虫。

小川や池沼の水面を滑走し、小昆虫を捕食する。

飴に似た匂いがするのでこの名があるといわれている。

俳句では、「水すまし」と詠まれることが多いが、昆虫学的にはミズ

スマシ科の甲中で別物である。







小さな藻の生えた水路の上を、水馬が流されながら上流へ向かって

滑っていた。

一匹だげでどこへいこうとしているのだろうか。






散策の慰みなるや水すまし



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ブーゲンビレア

2014-07-23 | 俳句・夏・植物




水甕のありてブーゲンビレアかな



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オシロイバナ科の蔓性植物。

ブラジル原産。

枝先の赤、白、ピンクなどの苞は花ではなく葉で、その中に白い小

花をつける。







大きな水甕の近くに盆栽のブーゲンビレアが咲いていた。

太い幹に樹齢が偲ばれた。




ベトナムのレストラン入口



ベトナムのホーチミン市郊外のレストランへ行った。

入口の門がアーケード状になっており、上部をブーゲンビレアが覆

っていた。

中は池などのある庭園となっていた。




戦争博物館(ホーチミン市)


ブーゲンビレア博物館へ白人も



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青蔦

2014-07-22 | 俳句・夏・植物




青蔦の木にて踵を返しけり



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蔦はブドウ科の落葉蔓性木本。

日本、中国、朝鮮半島に自生。

夏に、蔦が緑に茂ったものを青蔦という。

大木の幹や塀、壁などに張りつく。







散策していると、少し太い木に青蔦が茂っているのがあった。

そこで踵を返してきた。






青蔦といへば小樽の運河沿ひ



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