俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

夕顔

2024-06-25 | 俳句・夏・植物

 

 

夕顔の実(げ)に暗がりの一処

 

 

 

 

 

 

ウリ科の一年生蔓草。

夏の夕方、白い五裂の合弁花をつけ、翌朝までにしぼむ。

大きな実からは干瓢を作る。

 

 

 

 

 

 

日が暮れて暗くなった一処に夕顔が白く咲いていた。

その姿は幽玄であった。

 

 

 

 

 

夕顔や献立のまだ決まらずに

 

 

 

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波斯菊(はるしゃぎく)

2024-06-24 | 俳句・夏・植物

 

 

波斯菊交番新しくなりぬ

 

 

 

 

 

 

キク科の一年草。

北アメリカ原産。

明治初期に日本に渡来した。

 

 

 

 

 

 

五~六月頃、コスモスに似た舌状花をつける。

花弁は鮮黄色で中心に赤褐色の蛇の目模様が入る。

 

 

 

 

 

 

別名「孔雀草」「蛇の目草」と呼ばれる。

メキシコ原産のマリーゴールドも孔雀草と呼ばれている。

 

 

 

 

 

 

交番の前に波斯菊が咲いていた。

その交番は建て替えられて新しくなっていた。

 

 

 

 

 

夕風の立てば羽搏き孔雀草

 

 

 

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南天の花

2024-06-23 | 俳句・夏・植物

 

 

南天の花自転車の空気入れ

 

 

 

 

 

 

メギ科の常緑低木。

東南アジア原産。

 

 

 

 

 

 

難を転ずる、火災を避けるといわれ、縁起のよい木として庭に植えられる。

 

 

 

 

 

 

六月頃、白い小さな六弁花を円錐状につける。

 

 

 

 

 

 

玄関先に南天の花が咲いている。

その下で、自転車のタイヤに空気を入れた。

 

 

 

 

 

花南天川に子供ら声上げて

 

 

 

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夏の潮

2024-06-22 | 俳句・夏・地理

東京湾

 

 

夏潮の散らばる船に寄せゐたり

 

 

 

横浜・八景島シーパラダイス サーフコースター リヴァイアサン

 

 

 

夏の潮流のことをいう。

 

 

 

野島公園展望台

 

 

 

夏の日差しが眩しく、潮流の色は明るい。

 

 

 

海の公園

 

 

 

初夏、梅雨の最中、梅雨明け後と海は表情を変える。

 

 

 

 

 

 

展望台から見ると、東京湾には大小の船が散らばっていた。

その船に夏潮が寄せてきていた。

 

 

 

 

 

夏潮に水脈曳きくるは漁船らし

 

 

 

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夏至

2024-06-21 | 俳句・夏・時候

 

 

雲間より夏至の夕日の輝けり

 

 

 

 

 

 

二十四節気の一つで、太陽の黄経が九〇度に達したときをいう。

 

 

 

 

 

 

陽暦六月二十一日頃にあたり、北半球では一年の内で昼間が最も長い。

 

 

 

 

 

 

梅雨の時期でもあり、昼の長さは実感しづらいが、夏至を過ぎると暑さが日々つのっていく。

 

 

 

 

 

 

今日は関東甲信地方が梅雨に入った。

朝から雨が降り続いたが、夕方に雨が上がったので散策に出た。

すると、雲間から夏至の夕日が茜色の輝きを放った。

 

 

 

 

 

日没後も明るかりけり夏至の空

 

 

 

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