毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

日中メル友大作戦      2010/12/11  No.24

2010-12-11 14:20:10 | 中国事情
 今週は忙しかった。2年、3年のメル友名簿ができたので、日本の友人・知人の皆さんに名簿を送ったり、メル友相手をマッチングしたり、推薦したり…。
 2年と3年の名簿を何回も見ているうちに、両学年は日本語力以外にもはっきりと違っていることが分かった。

名簿には両学年とも、①希望する性・年代 ②日本に対する自分の興味 ③自分のアピールなどの項目に思い思いに書き込んでもらったのだが、3年生の多くは、
①性・年代への注文は少ない。本当は自分と同じ年代が1番興味深いのではないかと思うが、男性・女性を問わず、年代も何歳でも構わないと書いている子が多い。中には「20代~100歳まで」などと幅広さをアピールする子もいた。
かたや2年生は多くが、20代~30代の相手を希望している。男性か女性かについても、多くはどちらかを選択している。素直と言えばそうだ。しかし、私の知り合いは高年齢が多いと初めに言ってあるのにね~。
 面白かったのは③自分のアピールの仕方だ。
3年生は、「過去を振り返らず、前向きに生きていく。」「「リセットできるのはゲームだけ。人生は一度しかない。」「Tomorrow is another day.」「互いの理解を求める」「和平」「国際交流」「石の上にも三年」など自分のモットーを書く子が多かった。他方、2年生は「私はきれい、優しい、かわいい、明るい、熱心。」などストレートに自分を宣伝している。「私はきれいで優しいです。」と書かれたのを日本側の読む人はどう思うだろう、などと心配していたらすぐに相手が見つかった。余計な心配だった。
他のも「歌が好き、ダンスが上手、心が温かい、勤勉、気力がある。」などと書かれていた。

 3年生は授業中、静かに目を輝かせながら私の拙い話を聞いてくれる。時々うなずいたり、気づきをつぶやいたりもする。2年生達もニコニコしながら熱心に聞くが、反応はより動的だ。単純作業も厭わずペアワークに取り組む。
1年間という時間は子どもを大人にするくらいの決定的に大切な時間なんだ、と思う。そんな成長期の貴重な時にお邪魔してしまい、ちょっと申し訳ないような感じだ。できるだけ自分を出さずに悪影響を最小限にとどめるか、正直に丸出しして反面教師にしてもらうか。う~ん。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本語能力試験終わる  2010/12/11 No.23

2010-12-11 10:54:30 | 中国事情
頑張り屋揃いの3年生が、根を詰めて頑張ってきた甲斐はあっただろうか。
とうとう日本語能力試験が終わった。
この大学では、日本語学科の学生に日本語能力試験(当然最高のL1)合格を義務づけている。(1年生から徐々に簡単なレベルを受け、3年でL1を受ければいいのに)と思い、学生にもそう言うのだが、
「2級や3級に受かっても意味がないです。」と言う。
1級に合格するための練習になるのでは?とさらに聞くと、
「実は、受験代が○○○元で(正確には何元だったかなあ、300~500元の間だったような)、ものすごく高いので、もったいないです。」と返事が。
そういう時、いつも思い出す。彼らは余裕たっぷりの暮らしをしているんじゃないと。
普段は服装とか見ても分からない。日本の子と同じ、私から見ればファッショナブルだ。(私がズレすぎていて何を見てもそう思うのかも知れないが。学生に「先生の服装は独特ですね。」と言われる。ど、どういう意味?


とにかく結果は来年の3月にならないと分からないが、
「先生、その話はやめて~。もう忘れたい。」「むずかしかったあ!」といった感想が翌日の授業の時に聞かれた。
 翌日の授業といえば呆れたことに、あの真面目一方で常にほぼ90%以上の出席率を誇る3年生たちが、翌日の日本文学には欠席届の嵐!!なんと35人中10人が休んだ。みんな「体調がすぐれない。」「朝からめまいが~。」「お腹が&頭が痛くて~。」みたいな事ばかり書いてある。
(そんなにまで試験に全力を使い切ったのか)と真に受けて同情していたら、シンペイ先生がこう言った。
「彼らは、試験が終わった後、夜中まで飲んだり食べたり大騒ぎして、お腹をこわしたりしたんでしょう。」
実際、病院で点滴を受けた子までいる。真相はシンペイ先生の言った通りだった…。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする