中国に来て、初めて歴史問題(第2次世界大戦下での日本軍が中国国民に犯した犯罪行為)に触れる書簡をもらった。といっても直接私にあてたものではない。
こちらに来る前、(中国からの)帰国者2世と結婚し、20年前日本に渡ってきた中国人女性に自分の経験などを書いてくれるようお願いした。中国のの大学生に読んでもらおうと思ったのだ。
彼女は父の反対を押し切って夫の国日本に渡ってきた時の不安な気持ち、秩序正しい日本の印象、日本の会社で働く者としての体験、知人の話などを通じて、日本の会社の製品の良さとそれを実現している日本人の品質保証への責任感を書いてくれた。さらに、中国製品がまだまだ品質では世界のレベルに到達していない現実に触れ、品質において誇りが持てる中国製品を供給できるよう、次代のリーダー達は頑張って欲しいと結んであった。
日本人が不用意に言うことはできない内容だ。中国出身とは言っても、日本で20年も暮らしている人に対する反発があるかも知れないとも思った。なので、この手紙を読んでもらうにはある程度学生達と親しく?なる時間を必要とした。
先週の3年日本語作文の時間に、いよいよ彼女の手紙を読んだ。もう残された授業時数は限られている。打って出ようと思ったのだ。読んだ後、彼女の手紙への返事を書く課題を出した。
返事の多くは次のような賛同を表すものだった。
(○ △林)
こんにちは。私は日本語学科の○△林です。あなたの手紙を読みました。あなたの考えに大変賛成です。我々中国人は、大体真面目ではない。その原因は古くからの観念だと思います。中国では「細かいことはほっとけ。」(不拘小節)という諺があります。商品そのものに対して、細かい部分の品質はどうでもいいという気がします。
そして、商品の生産コストが低くて値段が安いということに加えて、中国製品は品質が悪いという印象があります。私はあなたと同じ、この観念(不拘小節)を貫いて商品を生産するのは大間違いです。今は、経済全地球化という時代です。同じ商品を生産する企業は多い。競争は激しい。お客様に選ばれる一番大事なことは品質です。つまり、競争の中で商品の品質は勝ちを制するのです。
これから私たちは、中国経済の推進力となり、様々な商品を生産します。私たちはきちんと責任を取る。必ず力を尽くして品質を高めるために頑張ろうと思います。
(○旭)
私は○旭と申します。今、日本語を勉強してもう3年間たった。でも私の日本語はへたです。もし、ミスがあれば本当に申し訳ございません。お手紙を拝見したとき、私はあなたの考えに賛成です。
あなたが日本へ行ったときの気持ちは、私も感じた。私は内モンゴル人です。南昌に来たとき、私は南昌人の話は全然分からなかった。それから、南昌の天気はいつも悪い。夏になると、天気が暑すぎて、冬はとても寒い。私はその時我慢できなかった。大変困った。でも、今、私は南昌で暮らすのは3年間になります。大分慣れました。
民族によって人格と民族精神が違います。中国と日本は二つの違う民族。だから中国人と日本人の生活態度は本当に違います。日本人は真面目な人ですが、中国人は真面目ではありません。商品生産に対して、日本では悪い商品があれば、メーカーは消費者に電話をかけたり、謝ったりします。でも、中国では、そんなことは少ししかない。大部分の中国のメーカーは、生産するしかない。他のことは関係ないと思います。今、私たちはこの誤りを知っています。このミスについて色々な答えを行う。当代の大学生として、私たちの責任は大きい。それから、私たちは必ずよく勉強します。
長くなったので、続きはまた明日ね~~
こちらに来る前、(中国からの)帰国者2世と結婚し、20年前日本に渡ってきた中国人女性に自分の経験などを書いてくれるようお願いした。中国のの大学生に読んでもらおうと思ったのだ。
彼女は父の反対を押し切って夫の国日本に渡ってきた時の不安な気持ち、秩序正しい日本の印象、日本の会社で働く者としての体験、知人の話などを通じて、日本の会社の製品の良さとそれを実現している日本人の品質保証への責任感を書いてくれた。さらに、中国製品がまだまだ品質では世界のレベルに到達していない現実に触れ、品質において誇りが持てる中国製品を供給できるよう、次代のリーダー達は頑張って欲しいと結んであった。
日本人が不用意に言うことはできない内容だ。中国出身とは言っても、日本で20年も暮らしている人に対する反発があるかも知れないとも思った。なので、この手紙を読んでもらうにはある程度学生達と親しく?なる時間を必要とした。
先週の3年日本語作文の時間に、いよいよ彼女の手紙を読んだ。もう残された授業時数は限られている。打って出ようと思ったのだ。読んだ後、彼女の手紙への返事を書く課題を出した。
返事の多くは次のような賛同を表すものだった。
(○ △林)
こんにちは。私は日本語学科の○△林です。あなたの手紙を読みました。あなたの考えに大変賛成です。我々中国人は、大体真面目ではない。その原因は古くからの観念だと思います。中国では「細かいことはほっとけ。」(不拘小節)という諺があります。商品そのものに対して、細かい部分の品質はどうでもいいという気がします。
そして、商品の生産コストが低くて値段が安いということに加えて、中国製品は品質が悪いという印象があります。私はあなたと同じ、この観念(不拘小節)を貫いて商品を生産するのは大間違いです。今は、経済全地球化という時代です。同じ商品を生産する企業は多い。競争は激しい。お客様に選ばれる一番大事なことは品質です。つまり、競争の中で商品の品質は勝ちを制するのです。
これから私たちは、中国経済の推進力となり、様々な商品を生産します。私たちはきちんと責任を取る。必ず力を尽くして品質を高めるために頑張ろうと思います。
(○旭)
私は○旭と申します。今、日本語を勉強してもう3年間たった。でも私の日本語はへたです。もし、ミスがあれば本当に申し訳ございません。お手紙を拝見したとき、私はあなたの考えに賛成です。
あなたが日本へ行ったときの気持ちは、私も感じた。私は内モンゴル人です。南昌に来たとき、私は南昌人の話は全然分からなかった。それから、南昌の天気はいつも悪い。夏になると、天気が暑すぎて、冬はとても寒い。私はその時我慢できなかった。大変困った。でも、今、私は南昌で暮らすのは3年間になります。大分慣れました。
民族によって人格と民族精神が違います。中国と日本は二つの違う民族。だから中国人と日本人の生活態度は本当に違います。日本人は真面目な人ですが、中国人は真面目ではありません。商品生産に対して、日本では悪い商品があれば、メーカーは消費者に電話をかけたり、謝ったりします。でも、中国では、そんなことは少ししかない。大部分の中国のメーカーは、生産するしかない。他のことは関係ないと思います。今、私たちはこの誤りを知っています。このミスについて色々な答えを行う。当代の大学生として、私たちの責任は大きい。それから、私たちは必ずよく勉強します。
長くなったので、続きはまた明日ね~~