二日前、例によって突然二学期の開始日がメールで送られてきた。今まで誰に何回聞いても曖昧な返事しかなかったのは、年間計画が決まっていなかったからだ。ここでも(なぜ?WHY?ウエイシェマ?そんな大雑把なことすら決めておけないのか)と疑問が沸々とわき起こるが、答えはいつもの通り、「ここは中国だから。」である。
2学期は2月19日(土曜日)から始まるそうだ。(土曜日から始めるなんて…)と愚痴を言うのは止めだ。切りがない。
以前は「多分2月一杯が冬休みでしょう。」と助教の老師から言われていたが、1週間以上も早まる。ということは、早く飛行機のチケットを確保しなければならないということだ。
空港までの送迎は大学の国際交流與合作処(外国人教師のためのオフィス)が、してくれるそうだ。この送迎も各学校によってあったりなかったりで、近所の農大の先生は自力で行き来している。初めは自分もそうしなければならないと思い込んで焦っていた。何しろここに来て3ヶ月半、宿舎と学校の往復か、市内の日本語コーナーにまっしぐらかの直線コース暮らしで、右も左もサッパリ分からないのだ。しかし別の大学の先生から、いつも送迎してもらっていると聞き、オフィスに確認すると、ああ、なんてラッキーなんでしょう!無料の送迎バンが出るのです~。
一つは解決した。次は問題のチケット購入だ。助教の先生にお任せしているという日本語教師の先輩の言葉を聞いて、早速我が助教のシンペイ先生に「あの~、どこで買えばいいか分からないので~、お助けを~。」と言いかけると、「ぼくもあんまり分からないんです。それもオフィスで聞けばどうですか。」とのこと。
そっか~。彼はあまり飛行機で旅行したことがないようだ。そう言えば、今年の上海万博について「日本からいらしたら、ぜひ上海で万博を見てから南昌に来てください。」などと人に勧めていたくせに、「シンペイ先生は夏休みに見に行ったんですか。」と聞くと、「いいえ、行きませんよ。あんな人ばかりたくさんいるところ。」などときっぱり否定した。夏はどこへも出掛けず、もっぱら近所の公園に子どもと散歩に行く日々だったそうだ。「中国人はみんな旅行好き」というステレオタイプの考えもここでまたストップだ。ところで「日本人はみなカメラを持って集団で歩く」というハンコを押したような考えはまだ通用しているのかしら。最近は単独行動の日本人が多いと思うが。
チケット購入の話だった。自分でネット購入できないか調べた。偶然「旅悟空」という、格安航空券を中国に居ながらにして買える旅行会社のサイトを見つけた。日本人と中国人スタッフがいて、日本語でメールのやりとりができる。とてもありがたい。(しかし、マニュアル以外のメール文はかなり考えなければ理解できなかった!担当の徐さん、「が」と「は」の使い方が逆ですよ~!)
代金は一ヶ月以内の往復を条件に全部で3710元だ。日本語教師の先輩は4300元で購入したとのこと。比べると安い!早速申し込んだ。「旅悟空」は上海に拠点があり、上海在住の人には様々な支払いの選択肢があるが、ここ内陸の地方都市には代理店も何もない。支払い方法はオンラインペイメントか銀行振り込みが現実的だ。
私はオンラインで払おうとした。寒い外に出掛けなくても払えるのは魅力だ。しかし何度トライしても会社指定のサーバーにたどり着けない。パソコンのセキュリティ関係を緩やかにし、設定もいじくったのにどうしてもだめだった。昨夜申し込んだばかりなのに支払期日は、今朝の10時までだという。しかも今日は土曜日!銀行なんか閉まってるやろ!この時間設定は日本では通用しないと思う。客が腹を立てるに決まっている。日本では客の地位は高いのだ。
今朝私はガバッと起きて、宿舎の近くの中国銀行に行き、ATMで振り込もうと決めた。中国のATMはあまりに不親切なので苦手だ。毎月給料を引き出すときだけ使っているが、一度に最大800元しか引き出せない。それ以上の金額も手動で出てくるが、残高レシートが必要かどうかの表示も自分でどこかボタンを押して初めて「必要ですか~?」と出てくる。全く馴染めない。とどめに音声がまたやたらでかい!
しかし、行ってみると奇跡のように銀行が開いているではないか!中国の銀行は土曜日もやっているんだ。知らなかったわあ。そこであ~やこ~や、英語と中国語のメチャクチャ会話で「振り込めた~!」と思ったら、土曜日は旅悟空の会社口座がしまっているから、だめだそうだ。「公司」「没有」「MONDAY!」とひたすら銀行員が連呼する。(月曜日に振り込むようにしてくれるんだな)と思い宿舎に戻った。
結論から言えば、帰宅直後、「旅悟空」の日本人スタッフから電話がかかって来て、クレジットカード決済ができた。銀行の手数料は1%、こちらは3%でちょっともったいなかったが、早くしなければ月曜日は搭乗日の28日以内になるので、飛行機代がまた変わってしまうと言う。(安くなる可能性もあるのでは?)とけちくさく推理したものの、自分も早く確定したかったので3%を飲むことにした。3710元+3%の手数料=3821元。中国銀行だと3710元+1%の手数料=3747元。う~む、74元も多く取られた。ちなみに、中国3821元を日本円に換算すると約48,145円。74元は約932円だ。
安いんだか高いんだかサッパリ分からない。日本で暮らしていたときも金銭感覚は常識以下だった。中国に来て、急に冴えるわけがない…。と言うより、さらに訳分からんようになってしまった。
というわけで、1月16日に一回日本に帰りま~す。
2学期は2月19日(土曜日)から始まるそうだ。(土曜日から始めるなんて…)と愚痴を言うのは止めだ。切りがない。
以前は「多分2月一杯が冬休みでしょう。」と助教の老師から言われていたが、1週間以上も早まる。ということは、早く飛行機のチケットを確保しなければならないということだ。
空港までの送迎は大学の国際交流與合作処(外国人教師のためのオフィス)が、してくれるそうだ。この送迎も各学校によってあったりなかったりで、近所の農大の先生は自力で行き来している。初めは自分もそうしなければならないと思い込んで焦っていた。何しろここに来て3ヶ月半、宿舎と学校の往復か、市内の日本語コーナーにまっしぐらかの直線コース暮らしで、右も左もサッパリ分からないのだ。しかし別の大学の先生から、いつも送迎してもらっていると聞き、オフィスに確認すると、ああ、なんてラッキーなんでしょう!無料の送迎バンが出るのです~。
一つは解決した。次は問題のチケット購入だ。助教の先生にお任せしているという日本語教師の先輩の言葉を聞いて、早速我が助教のシンペイ先生に「あの~、どこで買えばいいか分からないので~、お助けを~。」と言いかけると、「ぼくもあんまり分からないんです。それもオフィスで聞けばどうですか。」とのこと。
そっか~。彼はあまり飛行機で旅行したことがないようだ。そう言えば、今年の上海万博について「日本からいらしたら、ぜひ上海で万博を見てから南昌に来てください。」などと人に勧めていたくせに、「シンペイ先生は夏休みに見に行ったんですか。」と聞くと、「いいえ、行きませんよ。あんな人ばかりたくさんいるところ。」などときっぱり否定した。夏はどこへも出掛けず、もっぱら近所の公園に子どもと散歩に行く日々だったそうだ。「中国人はみんな旅行好き」というステレオタイプの考えもここでまたストップだ。ところで「日本人はみなカメラを持って集団で歩く」というハンコを押したような考えはまだ通用しているのかしら。最近は単独行動の日本人が多いと思うが。
チケット購入の話だった。自分でネット購入できないか調べた。偶然「旅悟空」という、格安航空券を中国に居ながらにして買える旅行会社のサイトを見つけた。日本人と中国人スタッフがいて、日本語でメールのやりとりができる。とてもありがたい。(しかし、マニュアル以外のメール文はかなり考えなければ理解できなかった!担当の徐さん、「が」と「は」の使い方が逆ですよ~!)
代金は一ヶ月以内の往復を条件に全部で3710元だ。日本語教師の先輩は4300元で購入したとのこと。比べると安い!早速申し込んだ。「旅悟空」は上海に拠点があり、上海在住の人には様々な支払いの選択肢があるが、ここ内陸の地方都市には代理店も何もない。支払い方法はオンラインペイメントか銀行振り込みが現実的だ。
私はオンラインで払おうとした。寒い外に出掛けなくても払えるのは魅力だ。しかし何度トライしても会社指定のサーバーにたどり着けない。パソコンのセキュリティ関係を緩やかにし、設定もいじくったのにどうしてもだめだった。昨夜申し込んだばかりなのに支払期日は、今朝の10時までだという。しかも今日は土曜日!銀行なんか閉まってるやろ!この時間設定は日本では通用しないと思う。客が腹を立てるに決まっている。日本では客の地位は高いのだ。
今朝私はガバッと起きて、宿舎の近くの中国銀行に行き、ATMで振り込もうと決めた。中国のATMはあまりに不親切なので苦手だ。毎月給料を引き出すときだけ使っているが、一度に最大800元しか引き出せない。それ以上の金額も手動で出てくるが、残高レシートが必要かどうかの表示も自分でどこかボタンを押して初めて「必要ですか~?」と出てくる。全く馴染めない。とどめに音声がまたやたらでかい!
しかし、行ってみると奇跡のように銀行が開いているではないか!中国の銀行は土曜日もやっているんだ。知らなかったわあ。そこであ~やこ~や、英語と中国語のメチャクチャ会話で「振り込めた~!」と思ったら、土曜日は旅悟空の会社口座がしまっているから、だめだそうだ。「公司」「没有」「MONDAY!」とひたすら銀行員が連呼する。(月曜日に振り込むようにしてくれるんだな)と思い宿舎に戻った。
結論から言えば、帰宅直後、「旅悟空」の日本人スタッフから電話がかかって来て、クレジットカード決済ができた。銀行の手数料は1%、こちらは3%でちょっともったいなかったが、早くしなければ月曜日は搭乗日の28日以内になるので、飛行機代がまた変わってしまうと言う。(安くなる可能性もあるのでは?)とけちくさく推理したものの、自分も早く確定したかったので3%を飲むことにした。3710元+3%の手数料=3821元。中国銀行だと3710元+1%の手数料=3747元。う~む、74元も多く取られた。ちなみに、中国3821元を日本円に換算すると約48,145円。74元は約932円だ。
安いんだか高いんだかサッパリ分からない。日本で暮らしていたときも金銭感覚は常識以下だった。中国に来て、急に冴えるわけがない…。と言うより、さらに訳分からんようになってしまった。
というわけで、1月16日に一回日本に帰りま~す。