毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「中国人の日本語作文」  2012年2月1日(水) No.271

2012-02-01 21:35:03 | 中国事情
 写真が大き過ぎるがうまく縮小できない。
今回日本に戻って何人かの方に買っていただいたのが、下の写真の本である。
この本には我が江西財経大学(現在4年生)の黄斯麗さんの作文も掲載されている。彼女は江西省の農民の子だ。文中には自分の家の苦しい生活の一端が書かれているが、それは今まで親友にも言えなかったことだと、後で私に語った。

 昨年3月に当時の3年生の作文クラスで「頑張れ、日本!~千年不遇の震災と闘う日本人へ~」というテーマの作文を書かせた。それは日本僑報社主催の作文コンクールに応募するためだったが、まさか誰かが入賞するとは思わなかった。しかし、私自身、学生たちの作文を読みながら何回涙を拭ったことだろう。彼女ら彼らの作文の幾つかは以前のブログで紹介したので、読んでくださった方もいらっしゃることと思う。
 日本のメディアからは、中国人は全員日本人を嫌っているとか、中国の若者は反日デモばかりしているような印象しか伝わって来ないが、この本では普通の中国の若者たちの生の声を感じることができる。
 ネットで販売されているので、多くのみなさんにこの本を(以前の作文コンクールの本も)買って読んでいただきたい。日本と中国の関係を好転させるために日本語を学ぶ多くの若者たちが真剣に考えていることを知っていただけたら…、と切に願う。
 「日本僑報社中国研究書店」で検索すると出てくる。

 


コメント (2)
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