毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「名古屋市長発言2」   2012年2月27日(月) No.296

2012-02-27 20:48:28 | 中国事情
 腹立つから名古屋市長の名前を書きたくない。
キーボードで「名古屋市長」と打つだけでも苛つく。
一週間で修正するような薄っぺらな内容の発言を最初からするべきではない。
それになんなんだ。「30万人も殺していないという意味です」とは?
たとえ5万人だったとしても、民間人を殺傷したり略奪したりすることは
ハーグ条約で国際的に禁止されていたことだ。
石原都知事に至っては「あれだけの期間に40万人も殺せっこない。絶対にない。物理的に。」とか?(毎日新聞 2012年2月24日 21時40分(最終更新 2月25日 7時46分))

中国側の主張でも40万人も殺したとは誰も言っていない。
数に拘るなら正確に言いなさいね。
物忘れが激しくなったのなら公職から退くしかないですね。
言いたい放題の汚物をいつまでも公共の場で撒き散らかさないでもらいたいもんだ。
卑屈になる必要はないが、自分が何でも正しいと思い込む傾向は
あまりにも世間が狭く子どもっぽい。
こういう人が人気あるという今の日本…。
頼むから一人一人、自分の頭でモノを考えて欲しい。


今日は3年の授業日。
学生達は授業時に、政治的な質問をしたりはしない。
日本人であろうと、中国人であろうと、
老師は自分たちの知らないことを教えてくれる尊敬すべき存在なので、
老師を困らせたり失礼なことをしてはならない、と思っているのだ。
日本の学校の子ども達とずいぶん違う。

ただ、微妙な雰囲気は感じた。
何しろ今日は
「日中友好40周年に当たって交流を進めるためにも、この作文を書こう!」
と、『中国人の日本語作文コンクール』応募を呼びかけたのだ。
「南京大虐殺はウソだった。」なんて言われたら、友好交流なんかできるはずがない。
いくら日本語学科の学生だって、みんなそう思っている。

それは授業後、4年生の黄斯麗さんと昼ご飯を食べているとき話題になった。
彼女から
「『南京大虐殺はなかった』と言った人がいますね。理由がとても変ですね。」
と言い出したのだ。学生はみんなインターネットで何でも素早くキャッチしている。
斯麗さんは、
「あの市長は右翼の保守系なんですね。」
と何だか私に気を遣っている様子。
つまり、彼女は
「日本人の全員があんな考えの持ち主ではないことは、知っていますよ。ヨシヨシ。」
と、慰めてくれているのだ。トホホ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする