毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「昨日は元宵節だったんだ~」  2012年2月7日(火) No.276

2012-02-07 17:47:43 | 中国事情

 道理で昨日の夜は外でバンバン花火が喧しかったはずだ。
そうとは知らず私は(いつまで正月気分なんだ)と呆れていたが。
昨年4月、東林寺~廬山の旅でさんざんお世話になった九江学院のSさんから、元宵節の紹介メールをもらった。中国では旧暦初十五の日は旧正月になって初めての満月なので、小正月として祝うのだそうだ。メールのうち、上元節に関する文と写真を引用させてもらう。

上元節happy!

今日は上元節(元宵節)です。中国人は皆「元宵」(*湯圓とも言うみたい;ブルーはーと)を食べます。元宵はあんいりのもち米の粉で作る団子です。


旧暦の一月十五日は元宵節とも呼ばれています。今日は一年の最初の満月の日です。人々はこの日に願いをこめています。
人々は「なぞなぞ」をかいた紙を灯篭やちょうちんに貼り、大勢の人に当ててもらって遊んでいます。古代には、結婚していない女の子は普通の日に勝手に外出するのは良くないが、この夜だけは、家を出て、好きな人に会うのが許されました。



この写真の湯圓にはクコが入っていて、綺麗だ。クコはお粥に入っているのをよく見るが、こうしても食べられるのね~。
それにしても、旧暦に従って暮らす生活って、なんか自然の傍にいられるようで、いいよね。

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「中国の農村訪問⑤~散歩の続き~」 2012年2月7日(火) No.275

2012-02-07 09:57:07 | 中国事情
江西省にも山はある。ていうか、地図で見ると、南昌は平地の真ん中にあり、周りは山で囲まれている。この村は南昌からバスで1時間半ほど南に行った樟樹市の行政区域内の丘陵地帯の麓にあった。周りは少し高い丘が拡がり、果樹園、田、綿畑、野菜畑などに使われていた。村は日本の里山に共通する風情が感じられた。


「黄土」ならぬ赤土で、これは南昌の土も同じだ。日本で言うと関東ローム層の辺りといったところか。なんか豊かな土壌という感じ。



水牛にかじられた大根。水牛は綱で縛られていないので、大根畑でもどこでも柵のない畑を闊歩して野菜を試食したりする。この大根は近隣の市場が開かれる日に、早朝引き抜かれて運ばれるはずだった。
困った水牛さんだ。


水牛さんの落とし物。可愛いお地蔵さんみたいに見える。(よね?)
私の故郷、北海道のホルスタインはもっとベチャベチャな糞をしたが。食べ物が違うのか、牛の腸が違うのか。この糞は、野外トイレの煉瓦壁にたたきつけて貼り付け、乾いたら燃料として使う。「汚い」と言っているばかりじゃダメだす。



湖(本当は巨大なため池)の中で漁師さんが魚を捕っている。淡水魚でとても美味しい。江西省の魚はみんな湖や川でとれたものだが、小骨が多すぎるのが残念(何回喉にひっかかったことか)。夏には水量がものすごく増すので、子どもの頃はその辺の舟を勝手に漕いでいたら、舟底に穴が開いていて命からがら泳いで岸に戻ったと、思婷さんは楽しそうに語った。アブナイ子だったんだ…。


アブナイ思婷さんが子ども時代に遊んだ木。この木の先は湿地というか底なし沼みたいになっている。自分の子どもの頃と重なった。私も山や川でさんざん遊んだが、それが今の私を作っていると断言できる。
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