毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「ありがとうの詩(うた)」 2013年3月12日(火) No.588

2013-03-12 22:31:44 | 東日本大震災
東日本大震災の被害にあった方々が書いた「ありがとうの詩(うた)」。
ありがとうと言って欲しくて支援したわけじゃない。
そんな言葉を言われると身が縮む。
でも、その言葉を言う被災者の心を思うと、
泣けてくる。

「ありがとう」
文房具ありがとう  
鉛筆、分度器、コンパス大切にします

花の苗ありがとう  
お母さんと鉢に植えました    花が咲くのが楽しみです

うちわ ありがとう 
暑い時うちわであおいでいます

靴をありがとう   
サッカーの時とっても蹴りやすくて  一生懸命走っています

クッキーありがとう 
家でおいしく食べました

参考書ありがとう  
勉強これからがんばります

図書カードありがとう  
本をたくさん買いました

焼きそば作ってくれてありがとう 
おいしくいっぱい食べました

教室に扇風機ありがとう  
これで勉強はかどります

応援の言葉ありがとう  
心が元気になりました

最後に
おじいちゃんを見つけてくれてありがとう  
さよならすることができました


菊田 心 (気仙沼市 11歳)
✩震災の後、学校に通えるようになると毎日のように支援物資を持って帰りました。お母さんは「感謝だね。ありがとうだね。」と言っていましたが、僕はきちんと感謝の気持ちを言えていなかった気がしました。おじいちゃんは夏はキャンプ、冬はスキー、アトピーの僕を温泉に連れて行ってくれたり、書ききれないくらい大好きでした。
3月11日から帰ってこないおじいちゃんを、2ヶ月経った時見つけてくれたのは、遠くから応援に来てくれた警察の人でした。涙がいっぱい出ましたが、きちんとお別れすることができました。
この詩を書く事で、今は元気に学校へ通っていることを名前も分からないけど応援してくれたたくさんの人に伝えたい。たくさんの「ありがとう」を書きました。


「ありがとがす」
だらだらの汗  日焼けした顔  泥まみれの作業服
おめえ様とすれ違うとき
おらは目頭が熱くなるちゃ
宿舎に戻っていくおめえ様の背中に向かい
おらは心の中で最敬礼するのしゃ
おめえ様は「仕事だから」と実に格好いい
おめえ様にも緑豊かな故里があり
心優しい家族が待ってるべ
ほんでも もうちょっとだけ
おらに力を貸してけねが
おらも精一杯努力すっから
必ず夜の次には朝が来て
泣いたあとには笑う時が来るちゃ
この前テレビでどこかのばあちゃんが
ありがとがすと何回も頭を下げていたのしゃ
おらも同じだ
ありがとがす  ありがとがす  ありがとがす
おらも精一杯努力するから
ありがとがす


✩連日支援に向かう多くの方々を見て、せめて詩を借りてお礼を申し上げたいと思いました。

                  ―河北新報社「ありがとうの詩」より―
コメント (2)
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