毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「デモの成功は言葉にかかっていると言っても過言ではない」2015年7月11日(土)No.1399

2015-07-12 02:06:39 | 反戦平和

昨日の扇町公園からのデモについて、つまらなかったと書きました。

しかし、それは後ろの方のグループのことです。

前の方は女性のリズムに乗ったシュプレヒコールと言うか掛け声に

デモ参加者が呼応して活発に声を出していました。

私はよほど前の隊列に走って移動しようかと思ったくらいです。

決定的な違いは言葉とリズムです。

漢語の熟語を並べてアピール出来ると思ったら大間違いだと、

なぜわからないのでしょうか。

例えば「国際戦争支援法 はんたーい!」

「アメリカの戦争に協力しないぞー!」

「人殺しの手伝い 絶対 はんたーい!」

「殺すのはいやだー!」

「殺されるのも いやだー!」

などに分解したら、いちいち漢字を頭に浮かべなくてもスッと頭に入ります。

シュプレヒコール(掛け合いの言葉)は文語ではなく口語で頼みますよ、ほんと。

最近大活躍のSEALDs(Students Emergency Action for Liveral Democracy)

の言葉は、事前に話し合い入念に検討されているそうです。

「なんか、自民党 感じ悪いよね」 「なんか、自民党 感じ悪いよね」

「民主主義ってなんだ」 「民主主義ってなんだ」

「安倍はやめろ」 「安倍はやめろ」

「戦争するな」 「戦争するな」

「憲法守れ」 「憲法守れ」

「憲法」ー「守れ」 「憲法」ー「守れ」 「憲法」ー「守れ」 

「安倍は」ー「やめろ」 「安倍は」ー「やめろ」 「安倍は」ー「やめろ」

等々、言葉のリズム、リフレインも含めて非常に迫力あります。

動画で生き生きとした若者たちの表情を見てください。

https://www.youtube.com/watch?v=js6kzQA5wV8&feature=youtu.be

 

それを上っ面だけだという批判として

「ファッションでしょ」と言う人がいるみたいです。

(その人は戦争法案を止めたいと心から思ってはいないのでは?)

と私は思います。

リレートークで若者一人一人が心から言葉を尽くして訴えているスピーチも

全然聞いていないのでしょう。

下が反論です。

 

山城博治さんの掛け声を3月28日メモしていたのを

今日見つけました(笑)。

なぜメモしたかというと(この言葉は力を持つ!)と思ったからでした。

昨日の山城さんの言葉は自分の頭に残った印象でしたが、

メモによる正確な言葉を書き記しておきます。

「翁長さんを応援するぞー」 「県知事を支えるぞー」

「翁長さん、がんばれー」 「県民がついてるぞー」

「県民もがんばるぞー」 「一緒にがんばるぞー」

「命を守れ」 「命を守ろう」

「子どもを守れ」 「子どもを守ろう」

「戦争はんたい」 「オスプレイ反対」

「ちゅら海守ろう」 「サンゴの海を守ろう」 「ジュゴンの海を守ろう」

「沖縄の海を守ろう」

「歴史をつくろう」 「未来をつくろう」

「仲間が来たぞ」

「読谷から来たぞ」 「那覇から来たぞ」

「全国から来たぞ」 「世界から来たぞ」

「違法工事 やめろー!」

 「ワッショイ!!」 「イヤササ!!」

(付録:座り込みの後、対峙する機動隊に向かって)

「いやー、今日は機動隊の出動命令が出ませんでした。

こんなの初めてです。

私たちの行動をよく理解してくれたんでしょう。

機動隊の気配りに感謝します。

君たちも未来を作る若者です。

沖縄の未来のために、一緒に頑張りましょう!」

ーーーーーーーーーーーー

排外主義は良くないよ、と

山城さんの言葉が私の心に語りかけてきます。

 

 

 

 

 

コメント (4)
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